その言葉、うちでは
使わないでください
――トランプ大統領が、政府の役所に
写真はイメージ Photo by Tomasz Zielonka on Unsplash
トランプ氏「AIと呼ぶ者は敵」 でも大統領令が届くのは役所の中だけ
アメリカのトランプ大統領が10月27日、「間もなく、全ての関連文書やあらゆる場面において、AI=人工知能という用語を公式に禁止することになる」と自分のSNSに書いた。代わりに使わせたいのは「SI(スーパーインテリジェンス、超知能)」。「人工という単語がフェイクのように聞こえる」からだという。「AIという用語を使う者はすべて敵だとみなしている」とも書いた。
命令そのものは、もう出ている。9月29日に署名した大統領令が、各省庁に、公式の文書やウェブサイトでSIを使うよう命じた。
届くのは、役所の中まで
ただ、大統領令の原文を読むと、対象は行政府の中の文書までだ。過去の規則や契約、助成金の書類も、書き直さなくていいと書いてある。27日に言った「あらゆる場面で禁止」を、どうやるのかは示されていない。実際、国際通貨基金(IMF)はロイターに、ホワイトハウスから頼まれても呼び方は変えないと答えている。
ネットの評判
日本のネットでは、あきれる声が目立つ。まとめサイトには「ずっと言葉遊びばかりやっとるな」「歴史に爪痕を残したくてたまらないんだな」。SNSでは「SIerはどうなるのか」という冗談も回った。会社のシステムをまとめて作るIT企業の呼び名と、字がぶつかるからだ。名前を変えても中身は変わらない、という見方が多いと伝えられている。
「無意味」では済まない人たち
決まりを守る仕事をしている人から見ると、話は少し違う。専門団体IAPPに載った弁護士の記事は、こう整理する。役所の文書はSIに、法律や州法、契約、社内の規程、取引先に出す質問票はAIのまま。同じものを、二つの言葉で管理することになる。無意味だから困るのではなく、意味が変わらないまま手間が増えるのだ。
10月のホワイトハウスの行事で、エヌビディアのジェンスン・ファンCEOは「我々はAIを進めたい。失礼、SIです。うまく言えるようになります」と言い直している。
大統領令は、科学技術担当の大統領補佐官に、60日以内に「超知能の連邦定義」を作る法案の文案を出すよう命じている。期限は11月28日。その文案が本当に出てくるのか、中身がどうなるのかは、まだ分からない。
人口は減ったのに、
市税は13年ぶりの高さ
――室蘭市の2025年度決算
賞をくれなかったから、
もう来なくていい
――トランプ米大統領が、ノルウェーに
VIVANTの廃工場に、日本語の安全看板
TBS系『VIVANT』第21話/週刊女性PRIMEの報道
- Inaugurating The Era Of Super Intelligence(大統領令14434、ホワイトハウス)
- トランプ大統領 「AI」の名称使用を禁止する方針を表明 代わりに「SI=超知能」の使用命じる大統領令に署名(TBS NEWS DIG)
- AI呼称「公式に禁じる」 トランプ氏、不正確と主張(共同通信/東京新聞)
- Trump Calls AI "A Very Bad and Inaccurate Name" as He Pushes Super Intelligence for Official Use(IBTimes UK)
- Why does Trump call it 'super intelligence' instead of AI?(The National)
- AI by any other name? White House directs federal agencies to enter the era of 'super intelligence'(IAPP)
- Trump renamed AI 'super intelligence.' But that term already means something else.(Poynter)
- トランプ、大統領令でAIの呼称を「超知能」に変更 政府文書で「人工知能」禁止──何が変わるのか?(Forbes JAPAN)
- トランプ氏、AIを「超知能」と呼ばない者は「敵とみなす!」(AFPBB News)
- AIが「SI」になったら、SIerはどうなるの? トランプ改名宣言への世界と日本の反応(note)
- 【悲報】トランプ大統領「これからはAIをSIと呼ぶ。人工という単語がフェイクに聞こえる」(IT速報)
- 「AIと呼べば敵とみなす」トランプ大統領が投稿 政府文書で「SI」の使用命じる大統領令に署名(TBS NEWS DIG/YouTube)