相手が機械でも、人は10円捨てて仕返す
6000人超を調べた心理学の研究
心がないと分かっていても、人は10円捨ててアルゴリズムに仕返す
相手が機械だと分かっていても、人は本気で腹を立て、自分のお金を捨ててまで仕返しをする。そんな論文が、心理学の学術誌「Journal of Experimental Psychology: General」に10月27日に載った。書いたのは、マレーシアのアジア・スクール・オブ・ビジネスのアレクサンダー・エン准教授と、シンガポール国立大学の研究者だ。参加者は、合わせて6,000人を超えた。
え、機械に仕返しして、何になるのか。
仕返しの値段は、10円
最初の実験では、アメリカに住む380人が最後通牒ゲームをやった。元手は0.5ポンド(約105円)。相手が出してきたのは、相手に0.45ポンド(約94円)、自分に0.05ポンド(約10円)という案だ。断れば、相手の94円は消える。ただし、自分の10円も消える。
つまり、仕返しの値段は10円。それでも断った人は、相手が人間だと伝えられたとき62.2%、アルゴリズムだと伝えられたとき57.8%。統計的に意味のある差は出なかった。
罰の研究は、悪いことができる相手は罰も受けられる、という前提で進んできた。エン氏はそう話す。機械には、それがない。参加者も見抜いていた。別の実験(739人)では、参加者自身が「アルゴリズムは感情を経験できるか」を5点満点で1.86と答えている(人間は3.20)。それでも71.0%が断った。相手が人間か機械かで説明できたのは、満足度のばらつきの0.5%ほどだ。
機械の謝罪が、効いた
3,684人の実験では、断ったあとに相手からメッセージが届いた。苦しいと伝えるものと、提示額が低すぎたと認めて次は公平にすると約束するものだ。アルゴリズムから何も来ないときの「正義が果たされた感じ」は5点満点で3.42。苦しいと言われると3.57、学んだと言われると3.62に上がった。エン氏は、アルゴリズムの謝罪や反省は「ほとんど意味を持たないと予想していた」と話している。
ただし、どれも少額のネットのゲームの話だ。事前登録の査読を通した実験もあるが、住宅ローンの審査や採用、交通事故のような場面では反応が違うかもしれない、と研究チームは書いている。満足感については、研究ごとに結果がそろわなかった。
10円を捨てた人たちは、損をしただけなのか。機械のごめんは、ちゃんと効いていた。5点満点で、0.20点ぶんだけ。
人口は減ったのに、
市税は13年ぶりの高さ
――室蘭市の2025年度決算
賞をくれなかったから、
もう来なくていい
――トランプ米大統領が、ノルウェーに
VIVANTの廃工場に、日本語の安全看板
TBS系『VIVANT』第21話/週刊女性PRIMEの報道
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