寿司、奮発する?回数で選ぶ?
- 「北海道の回転ずしは特別」という感想が、ネットのまとめで広がりました。同じチェーンの公式メニューを見ると、天然まぐろは北海道エリアが297円、東京エリアが341円でした。一方で、全国チェーンの最安は税込110円、このチェーンの最安皿は北海道・東京ともに143円です。
- 「たとえ年に一度でも、本物が食べたい」
- 「毎週行ける店が、いちばんうまい」
どっちの味方?最初の印象で選んでください。
あなたが味方した 奮発派 の言い分
寿司屋の前は、ふだんは通り過ぎます。私が店に入るのは年に何度か、どうしても食べたくなった日だけです。その代わり、その日は値段を見ません。いかが透き通っているか、えびが生のままかを確かめて、気に入った一皿を続けて頼みます。
私がこうなったのは、学生のころに旅先で食べた一皿のせいです。安い店で腹を満たしてきた私の口に、その寿司はまったく別の食べ物として入ってきました。帰ってから近所の店で同じネタを頼み、違いが分かってしまいました。それ以来、腹を満たすだけの寿司にお金を払う気が起きません。外で食べる回数を減らせば、良い一食の予算は作れます。だから私は、月に何度も外食をしません。
安い皿を積み上げている人を見ると、私は正直なところ、もったいないと思っています。あの皿を十枚我慢すれば、忘れられない一皿が食べられるのに、と考えてしまいます。口に出せば嫌な客になるので、黙っていますが、腹の中では毎回思っています。
あなたが味方した 毎週通う派 の言い分
金曜の夜は、だいたい同じ店です。子どもが皿を数えて、私は好きなネタを二皿だけ頼みます。会計のとき、財布の中身を気にしなくていい。それが私にとって、外で食べることの気楽さです。
私の実家は、外食をしない家でした。寿司は年に一度の行事で、親が無言で食べるのを見ながら、私は残すのが怖くて味が分からないままでした。大人になって、気軽に入れる店があると知ったときのほうが、私にはよほど嬉しかったです。年に一度の最高の一皿より、毎週の普通の一皿が、私の暮らしを支えています。
ネタの良さを並べる人の話は、だいたい旅先の話です。旅は年に一度でも成り立ちますが、金曜は毎週やって来ます。良い店を知っている人が安い皿を馬鹿にする声を聞くと、私は、あなたはその良い店に何回通っているのかと聞きたくなります。黙っていますが、そう思っています。
どちらにも呼ばれない立場 近くに店がない立場
私の家からは、車で一時間走らないと回転ずしの店にも行けません。どっちがうまいかという話は、どちらにも行ける人の話です。私はスーパーの刺身を皿に移して、家で食べています。選べること自体が、うらやましいです。
理由を聞いた今、もう一度選ぶ
言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。
元ネタを読む →「北海道の回転ずしは特別」なのか?同じチェーンの道内と東京の値段を比べてみた