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新しい物、出た日に買う?

場面と、二人の言い分
  1. 折りたたみのiPhoneを開いてLINEを立ち上げると、真ん中に従来と同じ大きさの画面が出て、左右には黒い帯が残ります。この機種は10月23日に発売され、いちばん安い256GBの値段は36万4800円でした。黒い帯の数か月を引き受けるのは、発売日に受け取れた人です。
  2. 「クレームごと丸っと、いちばん先に買う!」
  3. 「色々落ち着いた後に、買えばいい」

どっちの味方?最初の印象で選んでください。

出た日に買う派 の言い分

発売の朝は、開店前からお店の前に立っています。箱を開ける音、匂い、初めて画面が光る瞬間、あれを人より先に味わうために並んでいます。左右が黒いままの画面を見たのは、受け取った日の晩でした。それでも、これが初日に買った人の景色なんだと思って、笑いました。
子どものころ、欲しかったゲーム機を、値下がりしてからにしようと言われて、冬まで待たされたことがあります。やっと手に入れたときには、友達の話はもう次の遊びに移っていて、ぼくだけが置いていかれました。あの日から決めています。欲しいと思った日に、欲しい物を買う。
待った人は、きれいに直った画面だけを見ます。それはそれでいいと思います。ただ、不便だった数か月を、だれかが引き受けなければ、直す理由も生まれません。まだ箱を開けていない人が、人のぶんの文句まで言っているのを見ると、ぼくは少し白けます。

相手へ:人の感想が出そろうまで、何も触らないで楽しいですか?実際に出た声 「ほぼ完売となっており、滑り出しは上々」

こなれてから買う派 の言い分

新しい物は、まず人が使っているのを見ます。お店に行っても触るだけで、その日は買わずに帰ります。半年ほど経って、周りの話から不満が消えたころに、ようやく財布を出します。同じ物が、同じ値段で、ちゃんと動く状態になってから手に入るのですから、待たない理由がありません。
この癖は、前に痛い目を見てついたものです。出たばかりの洗濯機を買って、いちばん使いたかった機能が、後から出た型にしか付かないと知りました。修理の人が家に来るたびに説明を聞いて、自分が試し役をしていたことに気づきました。それ以来、人の感想が出そろうまで、新しい物には手を出していません。
初日に買う人を、ばかにする気はありません。あの人たちが先に使うから、不具合が見つかって直っていきます。ただ、ありがたいと思う気持ちと、自分の金で試し役を引き受ける気持ちは、別の話です。高い買い物なら、いちばん良くなった状態で受け取りたいのです。

相手へ:黒い帯のまま使う数か月に、その値段を払う気になりますか?実際に出た声 「おすすめできるかというと、しにくいのが本音」

どちらにも呼ばれない立場 アプリを作る側

作り直してほしいと言われたのは、発売の少し前です。急いで並べ替えた画面を、だれが見るのかも分からないまま、休みを削っています。買った人に文句を言われ、買っていない人に急かされ、わたしたちの時間だけ、どこにも数えられていません。

言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。

元ネタを読む →iPhone Duo、LINEは黒い帯のまま 損なのは発売日に買った人?

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