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夏のエアコン、我慢する?

場面と、二人の言い分
  1. 英国で作られる電気が、1人当たりで1968年の水準を下回りました。統計サイトのOur World in Dataが10月3日に出した分析によるものです。日本では、これから増える電気はデータセンターや工場が使い、家庭で使う分は減り続ける見通しです。
  2. 「暑さは、お金で消せます」
  3. 「風が通れば、足ります」

どっちの味方?最初の印象で選んでください。

つけっぱなし派 の言い分

うちは、梅雨が明けたらスイッチを入れて、朝晩が涼しくなるまで切りません。寝るときも消しません。玄関を開けた瞬間にひやりとする、あの感じにお金を払っているつもりです。
実家が、まるで逆でした。父が暑い日でも窓を開けて扇風機を回し、汗をかきながら夕飯を食べる家でした。私は夏休みの宿題が一行も進まず、台所で麦茶ばかり飲んでいました。社会人になって自分の部屋を借りて、最初の夏に思い切ってつけっぱなしにしてみたら、ご飯がおいしくて、夜もちゃんと眠れたんです。あとから来た明細を見て、これで済むのかと思いました。それからは、夏の間はリモコンを触らない暮らしです。
本音を言うと、暑いのをこらえている人を見ると、惜しいなと思います。その人は、涼しければできたはずのことを、たぶん一つ諦めています。削った電気代で何をするのか、私はそこを聞きたいのです。口には出しませんが。

相手へ:我慢して浮いたお金で、その夏に何をしましたか。

扇風機で粘る派 の言い分

エアコンは、本当に暑い日が来るまでつけません。朝のうちに窓を全部開けて家の空気を入れ替え、昼は日の当たる側のカーテンを閉めます。扇風機を自分のほうへ向けて、ぬるい麦茶を飲みながら仕事をします。それで足りる日は、思ったよりあります。
母が、ずっとこうでした。うちは団地の上の階で、夏はよく暑くなったのですが、母は、風の通る道を作ればだいぶ違う、と言って、玄関と窓の両方を細く開けていました。私も同じことをしています。あと、若いころに住んだ部屋で冷房の風に当たり続けて、肩も喉もやられたことがありました。あれから、ずっと機械の風の中にいるのが苦手です。
本音を言えば、つけっぱなしの家にお邪魔すると、寒いです。上着を借りたこともあります。暑いか涼しいかを自分の体で決めなくなった人は、暑さにどんどん弱くなるのではないか。来年は、もっと早くスイッチを入れるのではないか。そう思いながら、出されたお茶をいただいています。

相手へ:来年の夏は、いまより早くスイッチを入れるのではないですか。実際に出た声 「電球は6倍効率が良くなったが、6倍の明るさを欲しがる人はほとんどいない」

どちらにも呼ばれない立場 設定を決められない家族

私は、リモコンを触らせてもらえません。暑いと言えば我慢が足りないと言われ、寒いと言えば上着を着ろと言われます。この家の夏の温度は、電気代を払う人が決めます。私が決められるのは、自分の部屋の窓を開けるかどうかだけです。

言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。

元ネタを読む →英国の発電量、1人当たりで1968年を下回る 日本も同じ道かと思ったら逆だった

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