月々で決める?総額で決める?
- 月々3万円台で車に5年乗ったあと、ローンの最後に約200万円の支払いが待っています。払えないと伝えると、販売店は新型への乗り換えを勧めてきます。乗り換えれば月々は3万円台のままですが、ボーナス加算額と最終回の残価を高めに置いた見積りになります。
- 「残クレ?考えないです。毎月3万円で乗れるならそれで!」
- 「トータルでいくらの買い物をするのか、ちゃんと理解してます?」
どっちの味方?最初の印象で選んでください。
あなたが味方した 月々で決める派 の言い分
値札はもう見ません。私が見るのは「月々いくら」の欄だけです。車も、洗濯機も、スマホも、その月々が今の家計に収まるかどうかで決めます。給料日に口座から引かれる額が去年と同じなら、それは暮らせているということです。総額を書いた紙は、そもそも受け取りません。受け取って読んだら怖くなって、何も買えなくなるからです。
実家がそうでした。父は「一括で払えないものは買うな」と言い続けて、ついに車を買わないまま、母を自転車の後ろに乗せて病院へ通っていました。貯めてから買う人は、貯まる前に、欲しかった時期が終わります。だから私は、欲しいときに手に入れて、その代わり毎月きちんと払う側に回りました。
総額で決める人を見ていると、計算そのものが好きなのだろうと思います。何年分の利息を暗算して、得だ損だと言い合える余裕が、こちらにはありません。来月の支払いを続けられるかどうかのほうが、何年か先の合計より、私にはずっと重い話です。
あなたが味方した 総額で決める派 の言い分
見積りを渡されたら、私はまず月々の欄を指で隠します。知りたいのは、最後までにいくら払うのか、それだけです。台所の冷蔵庫は、音がうるさくなってもまだ使っています。前の車も下取りには出さず、車検のたびに同じ整備工場へ持って行って乗り続けました。
若いころ、月々の安さだけで契約して、終わりの来ない買い物をしたことがあります。支払いが終わる前に次の契約を勧められ、断れずに判子をつきました。あのころの私は、利息を払うために働いていたのだと思います。いまは、買う前に総額を紙に書き、何年で払い終わるかを自分で決めてから店へ行きます。新しい装備は、だいたい無くても暮らせます。
月々で決める人を責める気はありません。ただ、安く見える数字は、誰かが見やすいように作った数字です。膨らんだ分は消えてはいません。別の欄に寄せて、こちらから見えない場所に置いてあるだけです。
どちらにも相談されない立場 契約書に名前のない家族
乗るのは私も同じですが、判子をつくのは夫です。月々の額も、最後に残る額も、決まったあとで聞かされます。乗り換えの話が出るたび、私は後ろの席で、この車で今度はどこまで行けるのかを考えています。
理由を聞いた今、もう一度選ぶ
言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。
元ネタを読む →ヴォクシーの残クレ満期で200万円 ボーナス加算額、膨らんでない?