あなたはどっち 子育て

制服も運動着も、指定がいい?

場面と、二人の言い分
  1. 高校の制服や運動着、上履きは、学校から指定され、個人で買うよう求められることが多いようです。経済的に厳しい子育て世帯を調べた団体の調査では、制服が85.9%、運動着が83.3%、上履きが74.8%でした。パソコンやタブレットを買う必要があった家庭のうち、8割以上は機種まで学校が決めていたといいます。
  2. 「朝、何着るか考えなくていいのは助かります」
  3. 「似たような制服が、よそで安く買えるのに。。。」

どっちの味方?最初の印象で選んでください。

指定でいい派 の言い分

朝、子どもを起こして、顔を洗わせて、私は台所に戻ります。着ていくものを考える時間は、うちにはありません。制服と運動着と上履きが決まっているので、前の晩に出しておけば、それで朝が終わります。これがもし自由だったら、私は毎晩、明日はどれを着せるかを考えることになります。
私が中学生のころは、私服の学校でした。誰が新しい靴を履いてきたか、誰が同じ上着を毎日着ているか、教室ではすぐに分かります。家にお金があるかないかが、服装でそのまま伝わってしまうのです。母に新しい上着をねだれなかった日のことは、今も覚えています。だから、娘が制服を着て出ていく背中を見ると、私は少しほっとします。あの子は今日、服で値踏みされません。
本音を言えば、指定の品が高いことは知っています。でも、自由にしたところで、安いものを買う家と、いいものを買う家に分かれるだけです。そうなったとき、安いほうを選ぶのは、たぶんうちです。選べる自由というのは、選べる財布のある人の言葉だと、私は思っています。

相手へ:自由にしたら、安い服の子が浮きませんか?

自分で選びたい派 の言い分

春に、娘の運動着を買い直しました。背が伸びて、丈が足りなくなったからです。買えるのは学校が決めた店だけで、値段もそこで決まっています。よその店に、似たようなものがずっと安く並んでいるのを知っていても、それは着ていけません。上履きも、形は同じなのに、指定の品でなければ駄目でした。
うちは、私の稼ぎで子どもを育てています。無償化が始まったと聞いた春は、少し肩の荷が下りると思いました。実際に下りたのは授業料の分だけで、入学の前に払うお金は、前より増えていました。制服、運動着、上履き、それにパソコン。機種まで学校が決めていて、安いものを探す余地がありません。学校から届いた封筒を開けて、ため息をついたのを覚えています。
全部そろっていれば楽だ、という人の気持ちは分かります。でも、その楽のために、選べないままお金を払わされています。楽をしたい人は、指定の品を買えばいいと思います。安く済ませたい家にまで、同じ値段を払わせないでほしい。私が言いたいのは、それだけです。

相手へ:その楽のために、いくら払ったか数えましたか?実際に出た声 「授業料は無償になったりするけど、教科書代や制服、体操服、体育館シューズなどがけっこう高いので、身長が伸びて成長してもなかなか買い替えられない。教科書を買っても学校で全く使わないものもあるので、無駄だと思います」

どちらの話にも出てこない立場 公立を選んだ家庭

公立でも、制服も運動着も指定です。私立の話で盛り上がっていますが、公立に入れたうちでも、学校に払うお金は前より増えました。制服代は少し下がったのに、納付金のほうが増えています。安いほうを選んだのに、財布は軽くなりませんでした。

言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。

元ネタを読む →高校無償化でも高1の27%が「私立は選べない」 学校納付金は倍の14万円

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