間違い、すぐ謝る?調べてから?
- 広い範囲でスマホが一斉に鳴り、最大震度7程度という緊急地震速報が流れました。気象庁はこの速報を8分後に取り消しましたが、取り消しのときにも速報と同じ警報音が鳴ったという声が出ました。何が起きていたのかという説明が出たのは、取り消しから1時間以上あとの会見でした。
- 「わけは後でいい。先に止めて」
- 「わけも言えない訂正は、不安だけ残す」
どっちの味方?最初の印象で選んでください。
あなたが味方した すぐ訂正派 の言い分
間違いに気づいたら、まず指を動かします。約束の日を一つずらして送ってしまった夜も、台所で手を拭きながら、理由は書かずに「さっきのは間違いです。正しい日は後で送ります」と打ちました。自分が恥ずかしいかどうかは、そのあとで考えればいいと思っています。
こうなったのは、子どもの集合時間を間違えて伝えたときです。言い直す前に、どこで間違えたのかを確かめようとして、私はしばらく黙っていました。その間に、間違った時間で予定を組んだ人がいて、朝の駅で立って待たせてしまいました。あのとき私が最初に送るべきだったのは、説明ではなく取り消しの一言でした。
調べてから言う人を見ると、相手のためというより、自分が格好悪くならない言い方を探しているように見えます。間違いは、分かった瞬間がいちばん軽いんです。黙っている間に、相手は間違った話を本当のことだと思って動いてしまう。だから私は、中身がなくても先に言います。
あなたが味方した 調べてから訂正派 の言い分
間違いに気づいても、私は指を止めます。まず自分の手元を確かめて、取り消しと正しい内容を一緒に書けるようになってから送ります。取り消しだけを先に投げるのは、相手の机に穴を開けて帰るのと同じだと思っています。
このやり方は、職場で覚えました。確かめないまま「さっきの連絡は取り消します」だけを流した人がいて、現場の全員の手が止まりました。では正しい時間は何時なのか、予定そのものがなくなったのか、だれにも分かりません。問い合わせの電話が鳴り続けて、取り消しを出した本人が、その対応で動けなくなっていました。二度驚かせるくらいなら、私は一度で済ませたいです。
すぐ謝る人は、相手のためだと言います。でも私には、自分が黙っている時間が怖いから、先に声を出しているように見えます。謝られても、何が本当なのかが分からなければ、相手は不安を抱えたまま待つことになります。だから私は、言えることが揃うまで待ちます。
どちらにも呼ばれない立場 止まった電車の中で待っていた人
明かりはついたまま、動かない電車の中にいました。車内のアナウンスで取り消しだと聞いても、座席にいる私には、謝る順番の話はできません。早いか正しいかを言い合う前に、私の昼休みは終わっていました。
理由を聞いた今、もう一度選ぶ
言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。
元ネタを読む →気象庁がM9.9の緊急地震速報を8分で取り消し。その取り消しは、どう伝わったか