候補者、
間違えたんじゃないの?

――共和党の支持者が、応援する党に

写真はイメージ Photo by Clark Van Der Beken on Unsplash

11/3 19:37 / 発信国:アメリカ / 記者:宮村

テキサスで民主党が38年ぶりの勝機 それでも5割超は共和党の勝ちを見ている

11月3日に投票があるアメリカの中間選挙で、いちばん注目されているのが、共和党が強いテキサス州の連邦上院の選挙だ。民主党の州下院議員ジェームズ・タラリコ氏(37)が、共和党のケン・パクストン州司法長官(63)を追い上げているからだ。民主党がテキサスで上院の議席を取れば、1988年のロイド・ベンツェン氏以来、38年ぶりになる。

分かっていること

マリスト世論調査が10月8〜11日、テキサスの登録有権者1,196人に聞いた。投票に行きそうな人では、タラリコ氏が47%、パクストン氏が45%。誤差は±4.9%なので、差があるとは言い切れない。

共和党も必死だ。トランプ大統領は応援で3回テキサスに入り、トランプ氏に近いイーロン・マスク氏の関連政治団体は2億ドル(約315億円)近くを出したと報じられている。

期日前投票も記録的だ。最初の1週間で約450万人。早く動いた人のうち、過去に民主党の予備選に行った人が35%で、共和党の33%を上回った。共和党系のコンサルタント、デレク・ライアン氏は、こんな並びは記憶にないと話す。

動揺していない人たち

では、共和党の支持者は慌てているのか。ここが、報道とずれる。

同じマリスト調査で、投票に行きそうな人の53%が「勝つのはパクストン氏」と答えている。タラリコ氏が先行している調査の中で、だ。下院の選挙でどちらの党に投票するかを聞くと、共和党が5ポイント上回る。州がまるごと民主党に変わる数字ではない。

パクストン氏の集会に来たネーサン・ケーンさん(66)は、トランプ氏を「良い仕事をしている」と評価し、「民主党が体現するものが嫌いだ」と話した。ジャック・ニューネスさん(63)はこう言った。「コーニンだったら勝利は確実なはずだった」。予備選でパクストン氏に敗れた、共和党の現職の名前だ。悔やむ相手は、トランプ氏ではなかった。

記録更新も、民主党の強い郡だけではない。保守が強いモンゴメリー郡なども記録を更新した。ただし2018年の同じ時期は24.3%で、今回の23.4%をわずかに上回る。

まだ分かっていないこと

結果は11月3日まで分からない。3月の予備選に行かなかった共和党支持者が、120万人いる。その人たちが動くかどうかが、次の焦点になる。

投票所を示す看板
写真はイメージ Photo by Phil Hearing on Unsplash
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