選び終わったら、先にレジ行く?
- ドーナツを選んでいる前の人の後ろで待っていたら、後から来た若者に先にレジへ行かれた、という投稿がXで広がりました。筆者がミスタードーナツの公式サイトの「よくあるご質問」を確かめたところ、店内でのレジの並び方についての項目は見当たりませんでした。店舗の掲示で「選び終わった人からレジへ進んでいい」と案内している店はあるようです。
- 「レジが空いてるんだから、行ける人から行きましょうよ」
- 「並んだ順が絶対!トラブルにならない、嫌な思いしない。」
どっちの味方?最初の印象で選んでください。
あなたが味方した 選んだら進む派 の言い分
トングを置いた瞬間に、私はもうレジのほうを見ています。目当てのドーナツを取ったら、あとは会計だけです。前の人がケースの前で腕を組んで、どれにしようかと見比べているとき、私は小さく「失礼します」と言って、その横を通り、空いているレジへ進みます。待っていても、前の人が決める速さは変わりません。
こうなったのは、学生のころにパン屋で働いていたからです。トレーを持ったまま固まっているお客さんの後ろに、会計だけの人が何人も詰まって、そのうちの誰かが何も買わずに出ていった日がありました。レジに立っていた私は、声をかけられないまま見ていました。空いているレジを使わないままにしておくのは、親切ではなく、ただの詰まりです。
本音を言えば、後ろで黙って待っている人のほうが怖いです。待たれているほうは、早くしろと言われている気がして、落ち着いて選べません。順番を守っているつもりで前の人を急かしているのに、自分は礼儀正しい側だと思っている人がいます。私はあの沈黙が苦手なので、先に行きます。
あなたが味方した 前の人を待つ派 の言い分
レジが空いていても、私は前の人の背中を見て止まります。ケースの後ろにロープが張られていたら、そこはもう列です。列に見える場所で人の横を通り抜けることが、私にはできません。トレーに載せたドーナツを両手で持ったまま、前の人が決めるのを待ちます。
父は、どこでも列の最後に黙って立つ人でした。遊園地でも、スーパーの袋詰めの台でも、順番を飛ばす人を見ると、何も言わずに眉だけ動かしていました。私も、前に入られた日のことを覚えています。店を出てから家に着くまで、後ろから来たあの足音のことをずっと考えていました。ドーナツの味は覚えていません。
本音を言うと、効率の話にすり替えられるのが嫌なのです。空いているから進む、待っていても変わらない、言っていることは全部正しいです。でも順番は、得か損かで決めるものではありません。先に来た人が先、それだけで売り場は静かに回ります。気を利かせた顔で前に出る人が出てくると、後ろにいる全員が、その人の判断を信じるしかなくなります。私は信じる側に回りたくないので、黙って待ちます。
どちらにも呼ばれない立場 レジの中から見ている立場
どちらが先に来たのかは、レジの中からだと見えません。目が合った方に「こちらどうぞ」と声をかけるだけです。そのひとことを待っている人が、ケースの前にも後ろにもいることは知っています。掲示を出せば終わる話だと、何度も思っています。
理由を聞いた今、もう一度選ぶ
言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。
元ネタを読む →ミスドのレジの順番にルールはある? 公式サイトを調べてみた