バケツと手押し車で、地下15メートル超まで掘った
英国レディング、前の持ち主は土木技師
写真はイメージ Photo by Deon Hua on Unsplash
手掘りの地下4階層つき物件が競売 入口の1つは高さ7メートルのロケットの裏
英国・レディング郊外の住宅地にある物件が、競売に出る。地上は3階建ての作業場とプール。その作業場の下に、手で掘ったトンネルが4階層ある。いちばん下は、地面から15メートルを超える深さにある。掘ったのは土木技師のトニー・ディーンさんと家族だ。競売を担当するBTG Eddisonsが2026年10月7日に告知した。
地下の広さは約121平方メートル。地上の作業場の床面積の半分ほどだ。
掘り方が、まずすごい。告知には「すべて人力で掘った」とある。出たチョークは、バケツと手押し車で運び出した。1980〜90年代の作業だ。運ぶ量が増えると、ディーンさんはトンネルに鉄道を敷いた。1トンの荷物用リフトも、自分で造っている。
隠し扉は2つ。1つは、1.5トンのコンクリート壁が横に動く扉だ。もう1つが何かは、告知に書かれていない。
地下の工事は1960年代、プールの隣に地下の更衣室を造ったことから始まった。その入口を隠していたのが、高さ23フィート(約7メートル)のロケット型の構造物だ。今もそこに立っている。
競売人のリチャード・ウォラルさんは「I’ve never seen anything like this before」(訳:こんなものは見たことがない)と話した。
で、なぜ掘ったのか
ここが、いちばん知りたいところだろう。告知にあるのは、ディーンさんが「トンネル掘りへの情熱」を持つ土木技師だったということだけ。それ以上の理由は、出典では確かめられなかった。
次に気になるのは値段だ。指導価格は30万〜32万5,000ポンド。1ポンド209円(2026年10月8日)で換算すると、約6,300万〜6,800万円。プール跡地に5寝室の家を建てる許可も、2024年12月に下りている。競売は10月28〜29日だ。
安いのには理由がある、という見方も出ている。技術者が集まる英語の掲示板Hacker Newsでは、1日で231点と213件の書き込みが付いた。挙がったのは、トンネルに建築の許可が見当たらないこと、銀行が住宅ローンを出しにくいこと、地盤沈下の心配があることだ。どれも掲示板の意見で、確かめられた事実ではない。
崩れないのか。告知によれば、掘った場所の多くはチョーク層で、チョークはそれ自体で形を保つ。
売り込み方も面白い。使い道の提案に並ぶのは「核シェルター」「電磁パルス(EMP)に耐えるサーバー施設」「人目につかない保管場所」。手作りの鉄道が走る4階層は、売り文句では「プレッパーの楽園」、つまり世界の終わりに備える人のための物件になっていた。
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40年仕入れてるけど、
こんな値は初めて
――エドノフーズの江戸野誠一郎社長
高校が遠くなると、
お金がかかる
――兵庫県で、1万3000筆の署名に出た声
- Going underground: extraordinary hand-dug tunnel network hidden beneath Reading property goes to auction(BTG Eddisons Property Auctions、2026年10月7日)
- For Auction: Land Associated with 183 Long Lane, Tilehurst, Reading RG31 6YW(BTG Eddisons 物件ページ)
- House with 15m underground tunnels for sale at 300k(Hacker News の議論ページ)
- ポンド/円の参考レート 2026年10月8日=209.04円(Frankfurter。欧州中央銀行の公表レートを配信)
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