ドイツのいいところ4つ、悪いところ8つ
Aoさん(@azzurri_t10)のXの投稿
写真はイメージ Photo by Louis Hansel on Unsplash
ドイツは「ゆるい国」ではない 飲酒運転は合法ではなく、日曜の閉店は憲法がらみ
2026年10月19日、Aoさん(@azzurri_t10)がXに「ドイツのいいところ」と「悪いところ」を箇条書きで並べた。いいところが4つ、悪いところが8つ。悪いところが倍ある。それでも読むと、なぜか行きたくなってしまうのが、ややこしい。
ドイツのいいところ
・マジで干渉してこない
・仕事合間のランチで酒が飲める
・定時で帰られる
・休みが多い悪いところ
・悪口のレパートリーが多い
・融通が利かない
・飲酒運転が合法
・祝日・休日はお店休み
・全てが高い
・電車のダイヤを守らない
・人種差別多すぎ
・水も飯もクソ不味い— Ao (@azzurri_t10) October 19, 2026
いいところには「仕事合間のランチで酒が飲める」「定時で帰られる」が入っている。ランチでビール、そして定時。この2行だけで、求人広告として強い。
ただ、まとめに並んだ返信で目立つのは別の2行だ。「水も飯もクソ不味い」に、「め、飯がまずいなんて俺の行く意味が無くなってしまう」と書いた人がいる。もう1つは「飲酒運転が合法」。まとめのタイトルにも「飲酒運転が合法…??」という戸惑いの声が拾われた。
「飲酒運転が合法」ではない
ここは、はっきりさせたい。ドイツでも飲酒運転は合法ではない。
ドイツの交通違反の罰則をまとめたサイトによると、車の運転は血中アルコール濃度0.5プロミレ以上で違反になる。0.3プロミレでも、運転がふらついて危険を生んだ場合は刑事責任を問われる。21歳未満の人と、免許を取って試用期間中の人は0.0。ゼロである。返信でも、ビール1杯までだと説明する人がいた。
つまり、合法なのは「飲酒運転」ではなく、ビール1杯ぶんのすき間だけだ。
埋もれたのは「融通が利かない」
返信の多くは、飯と酒の話だった。8つのうち2つ目の「融通が利かない」は、あまり語られていない。たぶん、こっちが本体だ。
ドイツで日曜と祝日に店が閉まるのは、店主がさぼっているからではない。日曜と祝日を「労働を休む日」として守る決まりが、ドイツの憲法につながっている。ベルリンが待降節の日曜4回すべてで店を開けてよいと決めたら、2009年12月1日、連邦憲法裁判所は違憲と判断した。1年の12分の1が、休みの日でなくなってしまうからだ。
労働時間も法律で1日8時間まで。延ばせても10時間で、6か月の平均が8時間を超えてはいけない。
憧れる「定時で帰られる」と、うんざりする「祝日・休日はお店休み」は、同じ堅さの裏と表だ。ドイツはゆるい国ではない。決まりを曲げない国である。
その決まりを曲げない国で、2025年の長距離列車の定時率は60.1パーセントだった。ドイツ鉄道自身がそう発表している。前の年は62.5パーセント。決まりをいちばん守れていないのは、ドイツ鉄道だった。
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- ドイツのいいところと悪いところを見たみなさんの反応「め、飯がまずいなんて俺の行く意味が無くなってしまう」「飲酒運転が合法…??」
- Promillegrenze in Deutschland - Alkohol am Steuer 2026(ドイツの交通違反の罰則サイト)
- Ladenöffnung an allen vier Adventssonntagen in Berlin nicht verfassungsgemäß(連邦憲法裁判所の報道発表、2009年12月1日判決)
- Arbeitszeitgesetz § 3 Arbeitszeit der Arbeitnehmer(ドイツ労働時間法 第3条)
- Jahresbilanz 2025: Pünktlichkeit der Deutschen Bahn sinkt weiter
- Alkohol am Steuer unter 21(21歳未満の0.0プロミレ)
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