お皿ほしい方どうぞ
無料です。勝手にどうぞ!!
――広島のラーメン店の店主が、店先の段ボールに
写真はイメージ Photo by Hal Gatewood on Unsplash
広島のラーメン店、誰かが箱だけ持ち去った 店主はアカウント名を「箱あげます」に改名
広島市のラーメン店「麺屋七竈」が、店先に段ボール箱を置いた。書いてあったのは「お皿ほしい方どうぞ 無料です。勝手にどうぞ!! ナナカマド」。前の店が残していった食器を、ほしい人に持っていってもらうつもりだった。ところが10月3日の夜、なくなっていたのは皿ではなかった。ジョッキを入れていた透明な収納箱だけが消えて、中身のジョッキは地面に並べてあった。
Xでこの投稿を見る
店主がXに書いた「まさか箱(透明)を持っていかれるとは、あれは使いたいんで返してほしいです」という投稿は、1252万回以上表示され、12万を超える「いいね」が付いた(ねとらぼ)。皿ではなく、箱。なぜそうなったのか。
残っていた皿は、約500枚
そもそも、なぜ無料で配っていたのか。Hint-Potの取材に、店主はこう話している。居抜きで借りた物件に、皿が約500枚も残っていた。それで「せっかくなら配ろう」と決めたそうだ。前にここで営業していたのは、地元で有名なうどん店。そのファンもいるだろう、と考えたという。
箱がなくなったのは、店主が店に戻った午後7時すぎから、帰ろうとした午後10時半までのあいだ。店主は「ただないだけならまだしも、中身を抜いて、地面に置いてから箱だけを持っていかれたという事実に、『ない……』とフリーズしました」と話した。あとの投稿では「2時間以内の出来事で皿の音とか中でわかるのでたまに見に行って声かけしてました。音が一切聞こえなかったので上手く持って行ったんでしょうね、、」とも書いている。
ネットの評判
Xや、投稿と返信をまとめたページ(Togetter)では、持っていった人を責める声が多い。「お皿って書いてるでしょうが」「どう考えても箱持って行って良いわけないだろ…」「この人の優しさを踏みにじる行為許せない」。同じ目にあった店から「うちもやられた」という書き込みも寄せられた(ねとらぼ)。
では、持っていった人は、ただの泥棒なのか。数は少ないが、別の読み方も出ている。「皿を入れるモノが無いから箱ごとって考えたんかな」という声。残っていたのがジョッキだけだったので、「コップは皿じゃない。じゃあどれが皿だ」と迷った結果ではないか、という見方もある。「まあだいたいこういうのは段ボールに入れて置いておくよね」という指摘もある。一方で「常識的にはコンテナが含まれるかは疑問を持つべき」と、そこは察するものだという声も出ている(Togetter)。
たしかに、中身を抜いて地面に並べていくのは、中身ごと持ち去るより手間がかかる。箱を抱えてそのまま走れば早い。それをしなかった、とも読める。
店主は「箱返して」から「箱あげます」に変えた
翌4日の朝、店主は残っていたフタに紙を添えて、店先に置いた。「箱をもっていかれた方へ フタもどうぞ」。笑顔の絵も描いてあった。
Xのアカウント名も変えている。最初は「麺屋七竈@箱返して」。投稿が10万「いいね」を超えたあたりで「麺屋七竈@箱あげます」になった。店主によると、「気にしなくて良いですよ」という意味を込めたそうだ。
箱は戻ってこなかった。残ったフタは、いま店内に飾ってあるという。そして店主は、持っていった人についてこう話している。「そのまま箱を差し上げます。良い意味で、このまま現れないでほしいとも思っています」
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- ラーメン屋店主「お皿ほしい方どうぞ」→4時間後……「返してほしいです」目を疑う光景が1252万表示(ねとらぼ/Yahoo!ニュース)
- 「ほしい方どうぞ」→「そっちを持っていかれるとは…」 食器の無料配布で起きた衝撃の珍事(Hint-Pot)
- 同上 2ページ目(店主の「箱あげます」改名の説明)
- ラーメン店の善意が想定外の事態に…「まさか持っていかれるとは」(ENCOUNT)
- 『お皿ほしい方どうぞ 無料です』と書いて置いておいたら、まさかその皿を入れていた透明のケースを持っていかれるとは(Togetter)
- まさか箱(透明)を持っていかれるとは、あれは使いたいんで返してほしいです(posfie)
