やっと買い時が来たか!
え、本気で言ってる?

――ある個人投資家が、3643円安の日に

写真はイメージ Photo by Anne Nygård on Unsplash

11/6 21:00 / 発信国:日本 / 記者:工藤

日経平均なぜ下がった NISA勢に「やっと買い時」の声も

11月6日、日経平均株価の終値は5万7434円77銭だった。前日より3643円13銭安い。終値の下げ幅としては過去3番目だ。節目の6万円を割ったのは5月20日以来、およそ半年ぶり。

なぜ、こんなに下がったのか。きっかけは前の日のアメリカ市場だ。11月3日の中間選挙で民主党が勝ち、AIのデータセンターへの規制が強まるのではないかという心配が広がった。半導体の株を集めたSOX指数は12%超の下落。エヌビディアは9%超安、AMDは17%超安。その流れが、朝の東京市場に入ってきた。

売った人、買った人、警戒する人

日経平均に入っている銘柄のうち、値下がりは222、値上がりはたった3つ。アドバンテストとソフトバンクグループは、一時15%を超えて下がった。TOPIXも232.40ポイント安の3707.99。ほぼ全面安だ。

半導体のチップ
写真はイメージ Photo by Brian Kostiuk on Unsplash

ただ、その3つは確かにあった。増配や自社株買いを発表した会社に買いが入り、ダイキン工業、太陽誘電、LINEヤフーなどが上がっている。全部が投げ売られた日ではない。

市場を見る側の目は厳しい。恐怖指数は前の日より約70%上がって28台。日経平均VIは40を超えた。揺れはまだ続く、というサインだとされる。

ネットの評判

ネット掲示板の投資スレをまとめたサイトには、「株式市場終わったなこれ」「1日でワイの4ヶ月分の手取りが飛んでるんやが」といった悲鳴が並んだ。一方で、同じまとめの中に「やっと買い時が来たか」「今日はバーゲンセールわよ」と書く人もいた。NISAの積み立てを止めず、年明けに額を増やすという声も出ている。売るか、買うか。同じ画面を見ているのに、判断は真っ二つだ。

机の上のスマートフォン
写真はイメージ Photo by Jakub Żerdzicki on Unsplash

分かっていないことも多い。AIへの規制が実際にどこまで進むかは、まだ何も決まっていない。この下げが一時のものか、長い下りの入口かも、今は誰も言えない。11月6日夕方に出た外為どっとコムの週間見通しは、来週10日に出るアメリカの10月のCPIに注目と書いている。買い増した人の判断がどう出るかは、そのあたりで少し見えてくる。

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