思てたんと
違った
――ある読者が、話題の入門資料に
写真はイメージ Photo by Goran Ivos on Unsplash
Claude Code入門が333人に保存、で、差分はだれが見るのか
10月15日の夜、SpeakerDeckに「Claude Code 入門」という12枚のスライドが上がった。作ったのは、noguさん。16日の夕方には、はてなブックマークで333人が保存していた。
ただ、コメント欄の一言目は、中身の感想ではなかった。「Claude Code 入門ではなくて、おそらくClaude Mods 入門かな」。「思てたんと違った」と続く。12枚が説明していたのは、Claude Modsの作り方だ。16日夕方の時点でも、題名は直っていない。
4つの具体例のうち3つが「見るための道具」だった
modは、Claude Codeの見た目と動きを変えるプラグインだ。公式の説明では、やり取りの横にパネルを出したり、入力欄の上に帯を出したりできる。ツールを呼ぶ直前に割り込んで、いったん止めることもできる。
面白いのは、スライドが並べた4つの具体例だ。Git情報の表示、編集したファイルの一覧、編集前のレビュー、ツール呼び出しの回数。4つのうち3つが、Claudeが何を書き換えたかを目に見える形にする道具だ。
なぜ、わざわざ自分で作るのか。Claude Code自身の /diff も、実は組み込みのmodとして書かれている。公式のサンプルには、rm -rf やforce pushのような危ないコマンドをいったん止め、何が変わるかを見せる「blast-radius」もある。
既定は、もう「聞かずに進む」ほうだ
ここが、ややこしい。Manualモードなら、Claudeは書き換える前に止まって聞く。だが公式ドキュメントによると、Claude Code 2.1.283以降、ターミナルとVS Codeの対話セッションが始まるときの既定はautoモードだ。
autoモードでは、人の代わりに分類器という別のモデルが操作を見る。いま作業しているリポジトリへのpushと、頼んだ内容に沿ったプルリクエストの作成は、許可を聞かれずに通る。秘密の情報が外に出るようなものは止まる。止めたい操作があれば、自分で ask のルールを書き足す。
では、だれが差分を見るのか。公式ドキュメントは、編集を一つずつ承認しないモードの説明で、あとからエディタか git diff で見ると書いている。差分を見る役は、人間に残っている。
そこはタダだ。diffと、読み取りだけのgitコマンドは、どのモードでも許可を聞かれずに走る一覧に入っている。「git diff を見せて」は、権限の確認で止まらない。Shift+Tabを押せば、その場でManualモードに戻る。
ネットの評判
はてなブックマークでは、題名への指摘がいちばん多い。「SpeakerDeckのタイトルをミスるの致命的では」という声が並ぶ。一方で「仕事ひと段落したら読む」と保存した人もいる。あるユーザーは、強い道具だとした上で「あれもこれもと入れるとすぐ残量無くなる」と注意していた。別のユーザーは、チームに一斉に入れても成果に差が出た理由を「『ちゃんと情報をインプットしてるか』の差だった」と書いた。
公式ドキュメントの注意書きも短くない。modは、あなたと同じ権限で動く。サンドボックスに閉じ込められない。聞かれる前に、mod自身が呼び出しを承認することもできる。入れる前に claude plugin validate と打てば、そのmodが何をするかを一覧できる。
modは、Claude Codeの画面のほとんどを作り替えられる。ただ一つ、許可を聞く画面だけは作り替えられない。
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