メモしてる間に、
話が先に進んでた
――NothingのCEOカール・ペイが、AIの弱点として
写真はイメージ Photo by Michael Förtsch on Unsplash
NothingのAI端末は12月に発売、画面なし でも結局スマホが要るの?
Nothing(ナッシング)のCEOカール・ペイが11月4日、Xに「Toolmakers」という題の長文を投稿した。12月に、同社初のAIネイティブな端末を出荷するという。画面はない。名前も、価格も、正確な発売日も出ていない。出てきたのは、黒い丸角が写ったティザー画像1枚だけだ。で、何ができるの?
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「新しい画面はない」という言い方
ペイが書いたのは、こうだ。「ツールだ。ただ、Nothingの製品を定義してきた個性と気配りをもって作られたツールだ。新しい画面はないし、アプリでは成立しなかった」(訳)
ここが引っかかる。「画面がない」ではなく「新しい画面はない」。ドイツのBasic Tutorialsは、ペイは端末が画面を使うことを否定していない、と書いた。端末自身が画面を持たないだけで、その役を担うのはあなたのスマホだと考えるのが自然だ、という。米国のigeeksblogも、この言い方では画面があるのかも、スマホの画面を使うのかも分からないと指摘している。
ペイが挙げた困りごとは具体的だ。コーヒーブレイクの会話でアイデアが浮かんでも、メモしている間に話が先へ進んでしまう。AIに足りないのは、こういう前後の事情の把握だという。受信箱とカレンダーと仕事のやりとりをつないでも、まだ背景を説明しないとアシスタントは使えない、とも書いている。
作る側は「流行には乗っていない」と言う
ペイは、業界の空気と自分は違うと強調する。ペンダント、ピン、メガネ――みんなが「AIのiPhone」を探している。その大胆さは認める、ただ自分はこの瞬間を違うふうに読む、と書いた。今日AIのiPhoneを探すのは行き止まりだ、とも言っている。
理由はこうだ。新しい技術は、家庭より先に仕事の現場で証明される。パソコンも携帯電話もそうだった。いまAIが効いているのはコーディング、IT、法務、カスタマーサポートで、居間に置くガジェットではない。だから作るのは暮らしの飾りではなく、仕事の道具だ、という筋立てになる。チャットの画面に打ち込ませる設計そのものが間違いで、文脈は人がもう使っている道具の側に置くべきだ、というのがペイの言い分だ。
もう、スマホのボタンで足りている
一方で、待ってくれという声もある。米国のDigital Trendsの書き手は、どのAIガジェットの発表も、問題を探している解決策のように感じる段階に来た、と書いた。Humane AI PinとRabbit R1が発売後に苦戦するのを見てきた、というのが理由だ。実際、Humaneの端末は2025年2月28日にサーバーが止まり、電池残量の表示以外は動かなくなった。技術と300件を超える特許は、HPが1億1600万ドル(約180億円)で買い取った。
もっと手厳しい見方もある。Nothingはすでに、自社のスマホでEssential Spaceという同じ発想のものを動かしている。日本では4月15日に出たNothing Phone (3a)が54,800円から。ボタンを長押しすれば、声のメモはもう取れる。Basic Tutorialsは、もしおしゃれなボイスレコーダーに過ぎないなら、Plaudなどがすでにうまくやっている市場に入ることになる、と書いた。igeeksblogの結論は、名前と価格と、できることの一覧を待て、だ。
11月6日の時点で、Nothingは名前も価格も、日本で売るかどうかも出していない。はっきりしているのは「新しい画面はない」という一言だけ。画面がない、とは言っていない。
のどかな場所なんだから、
もう勘弁してほしい
――ある住民が、週末の重低音に
港の32キロの砲弾を『ワインの瓶』と説明
在パプアニューギニア中国大使館の投稿
全国大会に20回以上出た高校生、ドームで賛否?!
Snow Man札幌公演の演出をめぐるファンの声
- Nothing、12月にスクリーンなしのAI端末を発表予定。音声メモ端末、かな?(ギズモード・ジャパン)
- Nothing CEO says company's mysterious AI-first device is dropping next month(TechCrunch)
- Nothing's first AI device will have no screen — and launches in December(Notebookcheck)
- Nothing's Carl Pei Says the AI Device Race Is Running Too Early(tech360.tv)
- Nothing's first AI-native product ships in December with no new screen(igeeksblog)
- The Nothing AI device is coming in December: No new screen, no app(Basic Tutorials)
- Nothing's first AI gadget arrives in December, and I don't want it to be another Humane AI Pin(Digital Trends)
- Nothing is Making a Screenless AI Gadget, but it isn't Trying to Replace Your Smartphone(Analytics Insight)
- Nothing、12月にスクリーンなしAIデバイスを発売へ CEOは「AIのiPhone」追及を否定(BigGo ファイナンス)
- Nothing、同社初のAIネイティブ製品を12月出荷へ 「アプリでは実現できなかった」(ASCII.jp)
- 「Nothing Phone (3a)」発売、カメラは3眼に 記憶を整理する「Essential Space」搭載(ケータイ Watch)
- Humane ends its AI pin in ten days, sells technology to HP for $116 million(the decoder)
- Carl Pei on X「Toolmakers」(投稿本体。本文に埋め込み)