300円で
満腹になりたい
――ある一人暮らしが、鶏肉のトマト煮を作って
写真はイメージ Photo by Árpád Czapp on Unsplash
自炊したのに1食600円 一人暮らしの計算に、はてなからツッコミ
鶏肉のトマト煮を1人前作ったら、1食600円かかった。10月27日の昼、はてな匿名ダイアリーに、そんな計算が出た。書いたのは「怠け者の一人暮らし」だという人。最後の一行は「自炊するなら300円で満腹になりたいよなぁ」だった。
この投稿ははてなブックマークの人気エントリーに入り、80人がブックマークした。コメント欄には、自分の自炊の値段を書き出す人が次々に現れた。
600円の中身は、ほとんど手間だった
なぜ600円にもなったのか。投稿に並んだ材料は5つだ。レトルトの炒め玉ねぎ、トマト缶、市販の専用調味粉、鶏肉、トッピングの水煮豆。
並べ直すと見えてくる。玉ねぎは炒めてある。豆は煮てある。味つけは、その料理のための粉。切る、炒める、煮る、味を決める。自炊の手間と呼ばれる部分を、ほとんど買っている。
あるユーザーのコメントが、そこを一言で突いていた。「調理済み食材には作業料が乗ってるので、安くしたければ調理を自分でするのだ」。
しかも玉ねぎは、いま安い。農林水産省は9月30日に出した10月の見通しで、玉ねぎについて「価格は平年を下回って推移する見込み」としていた。北海道産の生育が順調で、大玉が多いからだという。平年より安い玉ねぎが売られている月に、レトルトのほうを選んだことになる。
ネットの評判
はてなブックマークのコメントで多かったのは、投稿者への「それは作り方の問題だ」という指摘だった。「一人前だけ作るのはコスパ悪いんよ」「安く早く自炊するのは技術だぜ」。生の材料に置き換えた値段を書き出した人もいて、玉ねぎ60〜80円、トマト缶100〜150円、鶏むね肉200円、粉は家にあるもので足りるという計算だった。「自炊は1食200円ではなく、5食1000円で作る技術」と書いた人もいた。
一方で、投稿者と同じ側に立つ声もある。「最近高騰してる外食より多少安いが関の山。毎食同じ飯を食える奴の意見は参考にならない」。「近くにサイゼがあるなら、サイゼ行ってチキン食べた方が安いよな」という声も出た。宅配の弁当のほうが安上がりかもしれないと、揺らいでいる人もいた。
逆に、外食で定食を食べれば800〜1200円くらいするのだから自炊のほうが安い、という指摘もあった。ここは、はっきり割れている。
お金ではなく管理の話を書いた人も多かった。「一人暮らし自炊で一番むずかしいのは食材を腐らせずに無駄なく使いきる計画性かもしれない」。「買い置きの食材とその日の気分がミスマッチの時は最悪の気分になる」。
では、だれが300円にできるのか
割れているのは、600円が高いかどうかではない。600円を300円に下げる作業を、だれがやるのかだ。
多数派の答えは「自分でやれ」。玉ねぎを切り、豆を水から煮て、3〜4人前をまとめて作り、同じものを何回か食べる。安くなるのは、たしかだ。
少数派の言い分は、その作業に時間と失敗がくっついてくることだ。使い切れずに傷ませた食材は、どの計算にも入っていない。捨てた分は、残りの1食の値段を黙って押し上げる。
投稿の翌朝5時54分、はてな匿名ダイアリーに反論が出た。タイトルは「でも自炊でも別に安くないよね←当たり前だろ」。本文は2行だけだ。「高い食材を買えば高いに決まってるだろ。特売で組み合わせるんや。俺なんていつもモヤシだぞ」。
300円で満腹になる方法は、たしかにある。その答えは「いつもモヤシ」だった。
人口は減ったのに、
市税は13年ぶりの高さ
――室蘭市の2025年度決算
賞をくれなかったから、
もう来なくていい
――トランプ米大統領が、ノルウェーに
VIVANTの廃工場に、日本語の安全看板
TBS系『VIVANT』第21話/週刊女性PRIMEの報道
