手作りコーヒーカップの動力源、人でした
茨城高専の文化祭『茨香祭』
写真はイメージ Photo by Jeong yunji on Unsplash
茨城高専の手作りコーヒーカップ、動力は「棒を押す人」と「カップを回す係」
茨城工業高等専門学校の文化祭「茨香祭」に、学生手作りのコーヒーカップ遊具が出た。パイプと板で組んだ台に、箱型のカップが乗る。これを回していたのは、モーターではなく人だ。動力源、人。。。
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中央の軸から横に伸びた棒を、人が押して歩く。その力で、カップが乗った台ごと回る。カップ自体を手で回す係も、別にいる。動画を見た人たちの書き込みから分かるのは、そういう作りだ。そして、ネットが真っ先に思い出したのは、漫画や映画で見るあの絵だった。「奴隷が回してる謎の棒」である。
学校の公式アカウントが動画を出したのは、2026年10月25日。本文は「#茨城高専 #茨香祭」の2つだけだ。仕組みも、安全の工夫も、公式の投稿には書かれていない。名前を付けたのは、見た人たちのほうである。まとめサイトのTogetterはその呼び名を題にした。閲覧数は1万2,000を超えた。
反応の多くは、称賛と笑いだった。「単管パイプとコンパネで作ってるのが学生らしくて素晴らしい」「パイプと板材むき出しの味気無さがまた良い。」。カップを回す係に気づいた人は「ティーカップ回す係までいてワロタ」と書いた。設計として見た人もいる。重い箱が手で押すだけで滑らかに回る点に驚く声、カップの回転が棒の力とは別系統だったことに突っ込む声が並んだ。
では、「奴隷」という言葉のほうに引いた人はいたのか。まとめに載った投稿と、はてなブックマークのコメントを読んだかぎり、言葉そのものを批判する声は見つけられなかった。面白がる人と言葉に引く人で割れそうな話なのに、実際に起きていたのは別のことだった。みんな、棒の正体を調べ始めていたのである。
古代ローマの円形劇場で舞台装置を動かしたやつ説。船の錨を上げる巻き上げ機だという指摘。人が押して回す装置は、実際にあった。ニコニコ大百科によれば、古代ギリシャ・ローマのオリーブ圧搾機「トラペトゥム」や、粉挽き機がそれだ。デイリーポータルZの2016年の記事は、錨上げやコロッセオのエレベーターの動力に使われたと見たうえで、「一時的な動力であり、恒久的にぐるぐる回すものではなかったようだ」と書いている。延々と回し続ける絵のほうは、創作の刷り込みらしい。
意味もなく回させるほうは「空役」と呼ばれる罰だった。だから、まとめの中のこの一言が効く。「意味のない作業は精神の拷問らしいのでコレは救い」。茨城高専の棒は、罰ではなく、客を乗せたコーヒーカップを回していた。配置換えとしては、かなり気が利いている。
人口は減ったのに、
市税は13年ぶりの高さ
――室蘭市の2025年度決算
賞をくれなかったから、
もう来なくていい
――トランプ米大統領が、ノルウェーに
VIVANTの廃工場に、日本語の安全看板
TBS系『VIVANT』第21話/週刊女性PRIMEの報道
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