『好き』はいいのに
『嫌い』は怒られる?
――ある匿名の投稿が、ネットに
写真はイメージ Photo by Brett Jordan on Unsplash
「嫌い」も言わせてよ はてな匿名ダイアリーの投稿に258ブクマ
「私これ好き!」はいくら言ってもいいのに、「私これきらーい!」は怒られる。それっておかしくない? そう書いた投稿が、11月2日の朝、はてな匿名ダイアリーに出た。11月3日までに258人がブックマークし、コメントは189件ついている。
投稿は、ほんの3行だ。他人の創作物への感想として、「好き」はよくて「嫌い」は駄目だというのは、それこそ「お気持ち」でしかないだろ。そんな書き方だった。「お気持ち」は、感情を根拠にした主張をからかうときに使われる言い方。投稿者はこう続けている。「本来は好きも嫌いも等価だし自由に言っていいのが健全なファン活動だろうに」。そして最後に、「お気持ち」を馬鹿にする側こそ「お気持ち」で話している、と書いて終わる。
星5だらけのレビュー欄
匿名ダイアリーの中でも、この投稿には23件を超える返しがついた。そのうち1件は、投稿者の側に立っている。「まあ漫画のAmazonレビューが★5絶賛コメントだらけの現状は俺もどうかと思うよ」。同じ日の午後に書かれたものだ。
好きなものを持っている人は、少なくない。ビデオリサーチのひと研究所が2026年2月に全国の15〜69歳に聞いた調査では、「推しがいる」人は40.9%だった。20代に限ると57.4%にのぼる。20代だけ40人集めたら、23人が手を挙げる計算になる。ただ、この調査に「嫌い」をどこで言うか、という項目はない。
ネットの評判
では、なぜ「嫌い」だけが叱られるのか。はてなブックマークのコメント欄では、投稿に賛成する声より、反論のほうが目立つ。多いのは「自由」の使い方への指摘だ。あるユーザーは「許される許されないの問題ではなく、発言には責任が伴う。意見を表明したら反論を受ける。反論されたくないというのはわがまま」と書いた。別のユーザーは「『私は嫌い、でもあなたが好きなのは認める』ならなんの問題もない、しかし『私は嫌い、あなたも嫌え、規制しろ』は戦争になる」と線を引く。
投稿者を半分だけ認める声もある。「嫌いと言うだけなら個人的には自由にすれば良い」。そのうえで、その先の行動につながりやすく、他人に利用もされやすいので、リスクの高い発言だと注意を添えている。
返しの中には、こんな一言もあった。「『私これきらーい!』と言う自由は有るけど、一方で『私『私これきらーい!』きらーい!』と言う自由も有るので無限ループになってリスク有り」。好きも嫌いも等価だと書いた投稿に、同じ理屈で返した一言だった。
うちのソース付けて食うわ
日本人は何も言えんやろ
――フランスから投稿した人が、日本人に
残ったのは、高い席ではなかった
Number_i札幌ドームの空席報道
『VIVANT』は反中プロパガンダ?!
批評家・藤崎剛人がnoteに書いた答え