上の5人が消えて、
来たのは監査の人だけ

――中国軍の空席を、誰が埋めるのか

11/4 13:23 / 発信国:中国 / 記者:工藤

中国軍の司令塔は7人から2人に 習近平が昇進させたのは規律担当の1人だけ

中国共産党が10月29日、幹部33人の党籍剥奪を決めた。そのうち16人が軍関係者だ。入れ替わりに軍から昇進したのは1人だけで、部隊を率いる軍人ではなく、軍を取り調べる側の人だった。

軍の司令塔は、7人から2人に

10月26日から29日まで、北京で5中全会が開かれた。公報によると、張又俠・前中央軍事委員会副主席ら33人の党籍剥奪を追認した。共同通信は、33人のうち軍関係者が16人だったと伝えた。

空席が並ぶ会議室
写真はイメージ Photo by ål nik on Unsplash

効いているのは、埋まらなかった席だ。中国軍を動かす中央軍事委員会は2022年10月に7人で始まったが、いま残るのは習近平氏と張昇民氏の2人。今回、補充の人事はなかった。共同通信によると、軍でいちばん上の階級である上将も、公の場で活動が確認できるのは張昇民氏や董軍国防相ら6人だけだという。

昇進したのは、取り調べる側

習近平氏が軍から引き上げたのは、張昇民氏1人。公報によると、中央政治局委員に増選された。中央委員会の全体会議で指導部の枠を途中から足すのは、1994年の黄菊氏以来32年ぶりだという。

ただ、この人は部隊を率いてきた軍人ではない。共同通信は張昇民氏を「規律部門出身で軍制服組トップ」と書いている。空席を埋めたのは、戦い方を知る人ではなく、軍を取り調べてきた人だった。多くの報道は、この結果を来年の党大会に向けた引き締めと読む。一方で東京新聞は11月2日の社説に「軍隊を実際に指揮できる幹部がいない状態で不測の事態が起きたらどうなるのか」と書いた。

ネットの評判

共同通信の記事をもとにした5ちゃんねるのスレッドには、40件あまりが並んだ。多いのは、権力争いとして読む声だ。あるユーザーは「習王朝を興すのに、一番邪魔なのは外国ではなく、国内の軍組織。新しい王朝を始める為の下準備。」と書いた。逆に「台湾進攻に慎重だった幹部が粛清されまくった結果、かえって軍事侵攻の準備が遅れてしまった」と、戦う力が落ちたと見る声もあった。

張又俠氏らがいまどうしているかは公表されていない。軍の内部から本当に反対の声が出ているかどうかも、今回の出典では確かめられなかった。次の焦点は、中央軍事委員会の空席を誰が埋めるかだ。党大会は2027年下半期、北京で開くと公報に書かれている。

次の視点

うちのソース付けて食うわ
日本人は何も言えんやろ

――フランスから投稿した人が、日本人に

ジャンルを変えて「グルメ」から。いま読まれています 「寿司にアルジェリアソース」で煽られた日本側、自作の材料費を計算してみた

残ったのは、高い席ではなかった

Number_i札幌ドームの空席報道

ジャンルを変えて「アイドル・推し活」から。いま読まれています Number_i札幌ドームの空席報道 一律1万1000円のSnow Manと比べていい?!

『VIVANT』は反中プロパガンダ?!

批評家・藤崎剛人がnoteに書いた答え

ジャンルを変えて「エンタメ」から。いま読まれています 『VIVANT』は反中プロパガンダ?! 批評家の答えは「バカドラマ」
出典

いま読まれている記事

  1. 1岩手・遠野の田んぼの神社を24時間映す配信に人が集まる理由は、音だった
  2. 2個人PCにメモリを積むのは「かなりひどい」? アルトマン発言に自作PC勢が反発
  3. 3東日本唯一のコールドストーンが3か月で閉店 店員「昨日聞きました」
  4. 43秒で声を複製できる無料のVoiceStudio 同意の確認は使う人任せ
  5. 5高市首相のG7欠席、他の国は怒っているのか 公に言ったのはフランスだけ
← トップへ戻る