町が公式に謝ったのは、公園の飾りつけ

カナダ・ギブソンズ/ハリー・ポッター風ハロウィン

11/4 10:40 / 発信国:カナダ / 記者:宮村

カナダの町、公園のハリー・ポッター飾りを公式に謝罪 自分で自慢した1週間後

カナダの町が、公園のハロウィン飾りについて、公式に謝った。飾りの中身は、ハリー・ポッター。。。それだけである。

ブリティッシュコロンビア州のギブソンズという町が、11月1日、町の公式アカウントで謝罪文を出した。対象は、町の公園に飾られたハリー・ポッターをテーマにしたハロウィンの飾りつけ。町は10月24日に、同じ飾りの写真を自分で投稿し、公園を担当した職員に感謝していた。1週間で、自慢が謝罪に変わったことになる。

なぜ謝ったのか。原作者J・K・ローリングの発言が理由だ。町の文を訳すと、こうある。ハリー・ポッターのシリーズは多くの人、とくにトランスジェンダーの人にとって、作者の公の発言と行動のせいで難しい題材になっている、と理解している。そのうえで、楽しいハロウィンのテーマのつもりだったが、人によって意味が違うことは分かる、傷ついた人にお詫びする、と続く。

何件の苦情だったのかは、どこにも書いていない

報じた記事はどれも、苦情が何件あったのかを書いていない。飾りが外されたのかどうかも、確かめられなかった。はっきりしているのは、町が公式に頭を下げた、という一点だけだ。

小さな町の役場(イメージ)
写真はイメージ Photo by Akshara Dash on Unsplash

一方で、飾りそのものへの地元の声は好意的なものが多かった、と保守系のニュースサイト、ウェスタン・スタンダードは書いている。町民の中には、謝る必要はなかったと考える人がいるということだ。飾りを見て楽しんだ側からすれば、自分の町が勝手に謝ってしまった、という形になる。

去年も、似たことがあった。バンクーバーの公園局が、スタンレー公園で開かれるハリー・ポッターのイベントについて謝っている。委員の一人は、チケットが売れると作者に印税が入ると指摘した。ローリング本人はXで、そもそも自分がバンクーバーの公園局に認められていたとは知らなかった、と皮肉を返している。

ギブソンズの町は、もらった意見を今後の判断に生かす、と書いて謝罪文を締めた。来年の秋にその公園がどうなるのかは、まだ何も発表されていない。ただ、職員が本気でハロウィンの飾りをつくる町であることは、10月24日の投稿で町自身が証明している。

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