終わったら教えて、
って言ったのに
――ある開発者が、裏で動かしたAIに
写真はイメージ Photo by Arnold Francisca on Unsplash
OpenCode 2.0でAIを待たなくなったら、「完了」だけが先に届いた
オープンソースのAIコーディングエージェント「OpenCode」が、2.0になった。開発元のAnomalyが中身を説明する記事を出し、Xで告知したのが10月12日だ。いちばんの変更は、AIの作業を裏に回せるようになったこと。これで待ち時間は消える、と思ったら。
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端末の画面でCtrl+Bを押すと、いま動いているタスクが裏に回る。シェルのコマンドでも、サブエージェントでも同じだ。メインのAIがコードレビューを別のAIに投げ、自分は本題を続ける。テストやビルドが終われば、メインのAIに知らせが行く。
AIが考えている間、画面をただ見ている時間。あれが要らなくなる、という話だ。
端末もブラウザも、同じサーバーにつながる
なぜ、それができるのか。土台が変わったからだ。2.0では、パソコンの中で1つの背景プロセスとして、サーバーが自動で立ち上がる。端末の画面、ブラウザ、デスクトップアプリは、そこにつながる。端末で始めた作業を、ブラウザで続けられる。
Code Modeも入った。道具を1つずつ呼んで結果を待つのではなく、AIが書いたプログラムの中で続けて呼ぶ。Anomalyは、2.0ではすべてのMCPサーバーが既定でこの形を通り、1,000個足してもコンテキストはほとんど膨らまない、と書いている。
2.0の機能は、ほとんどが80以上の内部プラグインとして作られている。APIもゼロから作り直したので、1.0のプラグインは2.0では動かない。公式サイトによれば、使っている開発者は月に1,600万人を超える。2.0は7月から公開ベータだったというが、正式に出た日は確かめられなかった。
ネットの評判
Hacker Newsでは、2.0の発表記事に10月15日の時点で442ポイント、187件のコメント。「V1の煩わしさの多くが消えた」という声がある。常駐サーバーで起動が速くなった、離れたホストでセッションを動かせる、と評価する人もいる。
心配の声もある。プラグインがその場で読み直される仕組みについて、あるユーザーは「エージェントがプラグインを書き換えて、それがすぐ反映されるようであってはいけない」と書いた。未解決のIssueが3,200件あり、報告しても届くのか分からない、という声も出ていた。
Product Huntでは、10月13日の日次2位。10月15日の時点で312ポイント、51件のレビューで5.0。レビューでは反応の速さと導入の簡単さが挙がる一方、設定の複雑さが最大の不満だ。
「完了」だけが、先に届く
では、裏に回した作業が終わったことは、どう分かるのか。ここが、まだ固まっていない。
GitHubに、9月13日付けの報告がある。サブエージェントが裏の作業を始めたまま自分の番を終えると、メインのAIに先に「完了」が届く。作業が終わって最後の答えが出ても、それはメインのAIに届かない。v2.0.5、2.0.11、2.0.21で確認されている。
開発側のjlongsterは10月1日に、「すべての背景タスクが終わるまで、サブエージェントを『完了』にせず、メッセージも返さないように変えるつもりだ」と書いた。その報告は、10月15日の時点でまだ開いたままだ。
AIを待たなくてよくなった分、人間の仕事は「頼む」から「受け取る」に移る。その受け取るところが、まだ直っていない。
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- OpenCode 2.0(開発元Anomalyの解説)
- opencode: Your terminal's AI agent, with any model you want(Product Hunt)
- [BUG] V2: subagent with pending background work (task/shell, background: true) marked completed early — results never collected(GitHub Issue #48826)
- OpenCode 2.0(Hacker News スレッド)
- OpenCode 公式サイト
- OpenCode Changelog
- OpenCode(@opencode)の告知投稿