盤は729マス、駒は372枚
将棋ったー「三次元将棋」
歩が81枚並ぶ三次元将棋、記録された初対局は早々に引き分け
将棋の盤に、高さが付いた。オンライン将棋サイト「将棋ったー」で10月9日、新しい変則将棋「三次元将棋」が公開された。盤は9×9×9の729マス。駒は片方186枚、合計372枚から始まる。そして、公開から24時間たっていない時点で記録された棋譜は、たった1局だった。
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歩が81枚、カーテンのように並ぶ
まず、初期配置で驚く。自陣のいちばん手前の段には、真ん中に玉が入り、その周りを金・銀・桂・香が四角く囲む。二段目には、外から2列目のところに飛車と角。三段目は、9筋×9層で81マスある。その81マスを、歩が全部埋める。前がカーテンのように覆われるわけだ。歩の数だけで、普通の将棋の盤がまるごと埋まる。ゲームサイトAUTOMATONは、初形でにらみ合う駒の様子が「あたかも宇宙空間を舞台とした艦隊のようだ」と話題になっていると書いた。
駒の動きも立体になる。歩と香車は、同じ層をまっすぐ前へ進む。桂馬は、前方2マスのほかに、横と上下を1つずつずらした4マスへ跳ぶ。ややこしいのは角だ。縦・横・高さの3つの軸から2つを選び、その2つは同じだけ進む。残った1つは、それより短く進む。真上や真下の層から、斜めに飛んでくる駒がいるということだ。二歩も、筋と層の両方で見る。
初対局は、勝ち負けが付く前に終わった
では、人がこれを指すとどうなったか。公開から24時間たっていない時点で、記録された棋譜は1局だけ。しかもその1局は、双方の合意で早々に引き分けになった。なぜそんなに早く終わったのか。理由は、どちらの出典にも書かれていない。
比べられているのは「大局将棋」だ。駒は合計804枚、盤は36×36の1296マス。駒の数は、三次元将棋の2倍以上ある。こちらは終わるまでに数千手を指すことになり、数日かかると確かめられている。では、729マスの三次元将棋はどうなのか。
ルールそのものは、ちゃんと動いている。ブラウザから無料で遊べて、将棋ったーの告知もオンライン対局とAI対局を勧めている。10月11日の時点では、ルールのページに8局の棋譜が並び、対局者の順位表も出ていた。
729マスの盤で終局まで指すと、どれだけかかるのか。最初の1局は、その答えを出す前に引き分けで終わっている。
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