4400万のピアノって、
誰が弾くの?
――市民一人あたり年8円
写真はイメージ Photo by Marian Mirea on Unsplash
鎌倉市が4400万円のスタインウェイ買い替えへ 市議会は未明2時に可決
鎌倉市が、4400万円のピアノを買う。神奈川県鎌倉市の鎌倉芸術館に33年間置かれてきたスタインウェイのグランドピアノD-274を、新品に入れ替える。市議会が認めたのは10月1日の未明、午前2時台だった。
なぜ買い替えるのか。壊れているからだ。製造元のスタインウェイ社が市に、音量が落ちて細かい雑音も出ている、修理に使う純正の部品はもう供給がない、直しても性能は戻らない、と伝えた。演奏家からも「自身の演奏の表現ができない」「以前より音色が異なってきている」といった趣旨の声が届いていたという。
それでも、読売テレビがこの話を伝えると、ネットには「高すぎる」があふれた。Yahoo!ニュースに付いたコメントは1,724件。
誰が弾いて、いくら払うのか
読売テレビによると、2025年度に鎌倉芸術館のピアノが使われたのは、4台あわせて390回。うちスタインウェイが141回で、記事はこれを稼働率およそ36%としている。一番多く使われたのはヤマハの187回、約48%だった。スタインウェイは、1位ではない。
では、誰が弾けるのか。プロだけではない。ホールを借りたうえで、ピアノをオプションで足す形になる。最低3万400円からだ。お金を払えば、市民でも弾ける。
松尾崇市長は「金額だけ聞けば高いと感じるが、決して無駄に高い買い物ではない」と話した。「高いのではないか」「ほかに優先すべきものがあるのではないか」という気持ちは理解している、とも断った。質の高い演奏を市民に楽しんでもらい、子どもたちが優れた楽器に触れる機会をつくることに公共的な意義がある、と説明している。
慶應義塾大学大学院の武田准教授は読売テレビの取材に、スタインウェイは「世界の9割のコンサートピアニストが使用する特別なピアノ」だと話した。そのうえで、一般の人や子どもが使える環境を整える公共事業としてはアリだ、という見方を示している。
で、市民一人では、いくらになるのか。契約額は約4423万円。鎌倉市の住民基本台帳の人口は約17万5,000人(令和5年4月1日時点)なので、割ると一人250円ほど。前のピアノと同じ33年もつなら、一人あたり年8円だ。
ネットの評判
Yahoo!ニュースのコメント欄では「高すぎる」という声が目立つ。読売テレビの街頭取材でも「ちょっとムダじゃないかなと思う。さすがに高すぎる」「周りの人も利用している人はいないので、そんなところに大金をかけるのは疑問」という声が出た。
賛成も、少なくない。同じ街頭取材では「芸術に惜しみなく使うべき時に使ったほうが良い」「学生がよく来る場所なので良いものがあったほうがいい」という声があった。ネットのまとめサイトには「鎌倉市の人口から見れば端金だ」「1000人規模のホールで興行すれば回収できる」という書き込みが並ぶ。一方で、「他人の金だから無責任だ」「36%では十分に使っていない」という反論もある。「日本製のピアノで十分」「アメリカの会社に税金を払うのか」という意見も出ている。
33年という数字
議会も、すんなり通したわけではない。朝日新聞によると、9月15日、市議会の総務常任委員会は「芸術館の経営が厳しいなか、見直すべきだ」として契約を認めなかった。委員長を除く5人のうち3人が継続審査を選び、本会議での採決は行われなかった。それが10月1日の未明、本会議に戻されて、賛成多数でひっくり返った。
スタインウェイ社は、市にもう一つ説明していた。コンサートホールで使うピアノの寿命は、普通10〜20年だ、と。
鎌倉市は、寿命10〜20年と言われるピアノを、33年使っていた。
うちのソース付けて食うわ
日本人は何も言えんやろ
――フランスから投稿した人が、日本人に
普段179元(約4,200円)の部屋が、1泊2193元(約52,000円)になった
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