生活費、カードで
払ってない?

――カードの金利が年22%の国で、月末に

写真はイメージ Photo by Stephen Phillips - Hostreviews.co.uk on Unsplash

10/29 13:03 / 発信国:アメリカ / 記者:工藤

米国の個人破産44万件、7年ぶりの多さ カードの金利は22%

アメリカで個人の破産申請が増えている。2026年1〜9月で44万4252件。前年の同じ時期より11%多い。日本経済新聞は、同じ期間としてはコロナ流行前の2019年以来、7年ぶりの多さだと伝えた。集計したのは、破産の調査会社エピックAACERだ。

え、アメリカの景気は悪くなかったのでは。全体の数字は落ち着いている。ニューヨーク連銀によると、4〜6月期の家計の借金は18.8兆ドルで、前の期より0.1%減った。延滞は借金全体の4.7%で、わずかに改善した。

伸びたのは、借金をゼロにする手続き

内訳を見ると様子が変わる。財産を処分して支払い義務を消してもらうチャプター7が28万2413件で13%増。収入から3〜5年かけて返す計画を立てるチャプター13は16万817件で8%増だった。返す計画すら立てられない人のほうが、増え方が大きい。

裁判所の建物の外観
写真はイメージ Photo by Colin Lloyd on Unsplash

エピックAACERのマイケル・ハンター副社長は、借り入れのコスト、家計の支出、延滞の増加、それに雇用市場の弱まりが重なったと話した。

カードの金利は22% 日本は法律で20%まで

では、生活費を何でつないでいたのか。カードだ。FRBの集計では、2026年8月、利息がついているカード口座の平均金利は年22.36%だった。日本円で50万円の残高をこの金利で1年持つと、利息だけで11万円を超える。月に9千円強。元本は1円も減らない。

請求書とクレジットカード
写真はイメージ Photo by Mockuuups on Unsplash

日本には利息制限法があり、金利の上限が法律で決まっている。アメリカには、国全体のこうした上限がない。

ニューヨーク連銀のジョエル・スカリー氏は「カードと自動車ローンの新しい延滞は高い水準のままで、注視を続ける」と話した(訳)。全体をならせば落ち着いている。底のほうだけが崩れている、とも読める。

日本の2025年の自己破産は8万3100件で、3年連続の増加だ。日本弁護士連合会の調査では、原因として「生活苦・低所得」が増えている。人口あたりでは、アメリカは約590人に1人、日本は約1480人に1人になる。

分かっていないのは、破産した人の年収や年代の内訳だ。どちらの発表にも載っていない。次の手がかりは、連邦裁判所の四半期ごとの統計になる。

次の視点

人口は減ったのに、
市税は13年ぶりの高さ

――室蘭市の2025年度決算

ジャンルを変えて「政治経済」から。いま読まれています 仏タレスが日本で迫撃砲生産へ 工場の町・室蘭の市税は13年ぶり140億円超

賞をくれなかったから、
もう来なくていい

――トランプ米大統領が、ノルウェーに

ジャンルを変えて「世界のニュース」から。いま読まれています トランプ氏に「外便所の国」と言われたノルウェー、なぜ怒らないのか

VIVANTの廃工場に、日本語の安全看板

TBS系『VIVANT』第21話/週刊女性PRIMEの報道

ジャンルを変えて「エンタメ」から。いま読まれています 『VIVANT』廃工場に日本語の看板?! 週刊女性PRIMEが報道、ジェット機2機は本当に飛んだ
出典

いま読まれている記事

  1. 1アクアの新型冷蔵庫が錆びて見えるのは、わざとだった
  2. 2=LOVEのチューハイ、売り場はアサヒのテスト販売サイト 前例は5時間で完売
  3. 3Number_i札幌ドームの空席報道 一律1万1000円のSnow Manと比べていい?!
  4. 4銚子のサバ加工、約2割が倒産や廃業 国産に替える道はあるのか
  5. 5虚無顔ハムスター「はむにぎり」、公式は全色売り切れ まだ買える?
← トップへ戻る