このリンク、
知ってる人しか見ないよね?
――見つかった共有ページは6800件
写真はイメージ Photo by Jordan Harrison on Unsplash
Muse共有リンク、タイトルで探せた Metaは直したが配り直しはユーザー持ち
Metaの新しいAI「Muse」で作った資料を共有すると、そのリンクが、渡していない人にも見つけられる作りになっていた。セキュリティ会社Clarocが10月18日に公開した報告によると、パッシブDNSを1回検索しただけで、6800件を超える共有ページの住所が出てきた。Metaは10月20日に共有機能を止め、10月22日に「直した」として元に戻した。
Clarocは、出てきた住所のうち数百件を実際に開いている。ログインは要らず、ブラウザのシークレットウィンドウでそのまま表示できたという。
中身は、こんなものだった。希望額まで書かれた、小さな会社の融資の申し込み。ある全国規模のマーケティング会社の、社長だけが見る売上レビュー。口座番号の一部が載った、銀行からの不正利用の知らせ。物件の住所と金額が並んだ不動産投資家の運用報告。社員数十人の1年分の休暇カレンダー。いちばん生々しいのは、AI企業の幹部採用の面談に備えて候補者が書いた準備メモだ。相手側の担当者の名前と、面談の時刻まで載っていた。
なぜ、名前だけで探せたのか
で、なぜ渡していない人に見つかるのか。Museの共有ページの住所には、会話のタイトルがそのまま先頭に入っていた。Clarocが例に挙げたのは「home-sale-budget-9f21c8a3.cf.metaaiusercontent.com」という形だ。「家の売却予算」という中身が、開く前から読める。しかもタイトルは、サブドメインの側に入っていた。
ブラウザは、ページを取りに行く前に、まず住所の名前をDNSで引く。この引き合わせは、通信の中身が暗号化される前に起きる。だから、途中にいる業者や記録サービスに、名前が丸ごと残る。Clarocの報告にはこうある。日本語にすると「ホスト名は秘密ではない。名前を引くのは、ウェブがそう動いているだけだ」。
住所の後ろには、でたらめなIDが付いていた。ただ、それが守りになるのは、誰にも知られていないあいだだけだ。名前ごとDNSの記録に載れば、意味がなくなる。Clarocが調べた最後の日にも、新しい住所が27件増えていたという。
ネットの評判
Ars Technicaの記事を取り上げたHacker Newsの投稿には、408の支持と179件のコメントが付いた。多いのは、Metaの作りそのものを責める声だ。あるユーザーは、これはAI時代の新しい欠陥ではなく、20年以上向き合ってきた類の話だ、という趣旨のことを書いた。でたらめな文字をサブドメイン側に置いて、中身は「/」より後ろに入れればよかった、という具体的な指摘も出ている。使う側の不注意を責める声は、目立たなかった。
Claroc自身は会社向けに、「共有リンクを押すと公開ページができる、と社員に伝える」「それが無理なら、この住所を社内から遮断する」と勧めている。
直ったのに、残るもの
Metaは10月8日に、Clarocからバグ報奨金の窓口で報告を受けていた。返事はなかった。機能が止まったのは、Ars Technicaが問い合わせた10月20日だ。Metaはこのとき、このリンクがどう見つけられるのかを検討するあいだ機能を止める、と説明している。
10月22日、Museを担当するMetaのDavid Singletonは、Xで「根っこの問題は直った。共有は元に戻した」という趣旨のことを書いた。欠陥があったのは会話の共有ではなく、Museの中で作る資料のリンクの話だ、とも付け足している。
直った代わりに、配り直す手間はユーザーに回った。修正前に共有した資料は、すべてURLが入れ替わっている。古いリンクを開いた人には、新しいリンクを送り主からもらってほしい、という案内が出る。10人に渡していたなら、10人に送り直すことになる。
Clarocは、誰かが悪用した証拠は見つかっていないとしている。ページは、もう開かない。ただ、6800件の住所の名前は、そこに入っていたタイトルごと、パッシブDNSの履歴に残ったままだ。
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――トランプ米大統領が、ノルウェーに
VIVANTの廃工場に、日本語の安全看板
TBS系『VIVANT』第21話/週刊女性PRIMEの報道
- GhostShares: A Shared Muse Chat Exposed Prep for a Confidential Call With a Frontier AI Lab Leader(Claroc)
- Meta halts Muse share links after 6,800 turn up in public DNS records(PPC Land)
- Meta turns Muse sharing back on after a DNS leak exposed private pages(The Next Web)
- Meta Switches Muse Sharing Back On, and Old Links Must Be Re-Shared(AndroidPure)
- Meta Restores Muse Artifact Sharing After Replacing Older URLs(TokenPost)
- Meta Suspends Muse Chat Sharing After Researchers Find Links in Public DNS(Unite.AI)
- One DNS Query Revealed 6,800 Meta Muse Chat Links(eSecurity Planet)
- Muse exposes users' personal and business secrets when they share conversations(Hacker News のコメント欄)