逃亡3週間、予防接種だけは済ませた
モントリオールの『アライグマ男』ルーカ・バーマンと、ペッパー
写真はイメージ Photo by Vincent Dörig on Unsplash
カナダで逃亡中の飼い主、アライグマの狂犬病ワクチンだけは打ちに行った
カナダ・モントリオールのルーカ・バーマンは、ケベック州の取り締まり官から3週間ほど逃げている。飼っているアライグマ「ペッパー」を押収されそうになり、抱えて走ったのだ。その逃亡の最中の10月26日、彼はペッパーに狂犬病のワクチンを受けさせた。追われている身で、予防接種の段取り。。。
なぜ追われているのか
話は5月にさかのぼる。バーマンは工事現場で、傷ついた子どものアライグマを見つけた。本人によると、親子ともクロスボウで撃たれていて、撃った側は2頭とも死んだと思っていたらしい。手当てをして、公園で放そうとした。だが、ペッパーは何度放しても戻ってきた。「彼女は僕に懐いている。僕も彼女に懐いている」と彼は話す。9月、肩にペッパーを乗せて自転車をこぐ動画が広まり、彼は「アライグマ男」と呼ばれるようになった。
有名になった分、州も動いた。ケベック州では、アライグマを家に置くには許可が必要だ。州環境省の説明では、許可があってもペットとして飼うことは認められない。初めての違反で、罰金は1,000〜5,000カナダドル(約11万〜55万円)。10月初め、取り締まり官3人が令状を持って彼の部屋に来た。彼は取り締まり官を中に入れ、そのうえでペッパーを抱えて逃げた。10月22日にも、家の近くで取り締まり官を見かけて逃げている。「賭けには出なかった。かなり神経質になっている」。彼は、捜査を妨げたとする告発と、自宅で飼っていたとする違反切符を受けた。
ワクチンだけは、打ちに行った
では、なぜその最中にワクチンなのか。ケベック州では、いまアライグマの狂犬病が広がっている。モントリオールにはまだ届いていない。彼は10月26日、モントリオールの北にあるサン=ダミアンまでペッパーを連れて行き、保護施設を営むレイチェル・ガレンに打ってもらった。打ってもらったあと、彼はこう話した。「これでだいぶ、人を黙らせられる」
黙らせたい相手は、たしかにいる。モントリオールSPCAは「できるだけ自然の生息地にとどまるべき動物だ」と話す。同じ団体のソフィー・ガイヤールは、人に慣れすぎたペッパーは野生には戻せず、保護施設に移す必要があると言った。筋は通っている。ただバーマンの側にも理屈がある。州は狂犬病の広がりを抑えるため、一部の野生動物を運ぶことを一時的に禁じている。押収されたらペッパーは殺処分されるのではないか、と彼は心配しているのだ。
針を刺したガレンは、13年前に同じことをやった人でもある。ジャック・ルサールとともにアライグマの「ニモス」を育て、当局に取り上げられ、それでも最後は特別な許可をもらって飼い続けた。ニモスは2015年、不妊手術の合併症で死んだ。バーマンが同じ道を行けるかは、まだ分からない。ただ、逃げながら予防接種の予定だけは守る飼い主を、悪い飼い主とは呼びにくい。
人口は減ったのに、
市税は13年ぶりの高さ
――室蘭市の2025年度決算
賞をくれなかったから、
もう来なくていい
――トランプ米大統領が、ノルウェーに
VIVANTの廃工場に、日本語の安全看板
TBS系『VIVANT』第21話/週刊女性PRIMEの報道
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