汗をかいて走った選手は、
どうなる

――韓国・天地日報の社説

11/4 10:53 / 発信国:韓国 / 記者:宮村

韓国サッカー協会の審判接待疑惑、無敗の7試合はどう数えるのか

韓国サッカー協会が、国内であった代表戦の外国人審判に性的な接待をしていた。韓国のJTBCが8月6日、そう報じた。報道のもとは、文化体育観光部が2016年の監査でまとめた文書だ。協会は8月8日、「深い失望とご心配をおかけした」と謝った。

対象は2011年3月から2012年3月までの7試合。W杯と五輪の予選が3試合、残る4試合は親善試合だ。審判や、審判を評価する立場の人など、合わせて10人ほどが接待を受けたとされる。場所はマッサージ店で、支払いは協会の法人カードだった。1年で使った額は560万ウォン、今のレートでおよそ60万円だ。

無敗の7試合は、どう数えるのか

数字が、話を広げた。疑いの出た7試合で、韓国は5勝2分。一度も負けていない。

ただ、接待があったとされることと、試合の結果が動いたかどうかは、別の話だ。監査の文書は接待の支出を認めたが、判定や結果が操作されたという結論は出ていない。7試合のうち4試合は、順位に関係のない親善試合だった。

日本サッカー協会は8月20日、日本人審判7人を調べた結果を出した。湯川和雄常務理事は「試合操作の有無と過度な接待の有無の2つの重要事項を確認し、両方ともなかった」と話した。中国サッカー協会も8月23日、接待を裏づける根拠はないと発表した。

ネットの評判

韓国の天地日報は社説で、汗を流して走った選手の労苦とファンの情熱が、協会の非常識な行いで踏みつけられた、と書いた。日本のネットでは「2002年のW杯もそうだったに違いない」と昔の試合まで疑う書き込みが広がった、と東スポが伝えた。日本サッカー協会の調べ方を、当事者に聞いただけでは足りない、とスポニチは批判した。

まだ分かっていないこと

ソウル警察庁の朴正保庁長は8月24日、「公訴時効が明確に満了したことが確認された」と話した。公訴時効が過ぎていれば、接待そのものは罪に問えない。誰が指示し、誰が受け取ったのかも、はっきりしていない。協会の関係者は「当時、慣行的に行われた接待だろう」と話している。文化体育観光部は追加の調査を指示した。その結果が出たとき、無敗の7試合をどう数えるかが、もう一度問われる。

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