毒舌はパワハラか 泉ピン子さん提訴

映画製作会社が東京地裁に訴訟。10月23日の舞台挨拶での言動めぐり

写真はイメージ Photo by Peter Herrmann on Unsplash

11/3 19:17 / 発信国:日本 / 記者:宮村

泉ピン子さんを映画製作会社が提訴 昭和の毒舌はもう通用しない?!

11月3日の朝、映画の製作会社が、女優の泉ピン子さんを訴えたと発表した。株式会社HumanPictures(寺西一浩事務所)が、公式Xに「【ご報告】昨日(11月2日)弊社は、泉ピン子氏に対し、東京地方裁判所に訴訟を提起いたしました」(原文ママ)と書いた。理由は、10月23日に東京・豊島区の映画館「新文芸坐」で開いた映画『AYUMI』『養父』のジャパンプレミア、その舞台挨拶での言動だという。

会社が「パワハラ」と呼んだ中身

何があったのか。製作会社の発表によると、舞台に出るかどうかをめぐって泉さんから「帰る」「出ない」「一緒に並ばない」「私は大ベテランなのよ」などの発言があり、「その登壇者が最終的に土下座をするに至りました」(原文ママ)という。さらに、チケットを買って来た客に向けて「ババア」などと侮辱する発言があったとしている。会社は一連の言動を「パワーハラスメントに当たるものと認定しました」(原文ママ)と書いた。

パワーハラスメントは、もともと職場のことを指す言葉だ。舞台挨拶という場がそれに当たるのか、その言動が本当にあったのかは、これから東京地裁で争われる。いまのところ、言動の中身は訴えた側の主張でしかない。

泉さん側はどう言っているのか。11月3日の夕方まで探したが、本人や仕事を取り次ぐ会社のコメントは見つからなかった。ENCOUNTは、舞台挨拶の翌日にマネージャーから「ほんとに失礼いたしました。申し訳ございません」(原文ママ)とLINEで謝罪があったと伝えている。一方で製作会社は、11月2日の時点でも泉さん本人からの謝罪や発言の撤回はなく、会社としての正式な謝罪もないとしている。

ネットの評判

Xとはてなブックマークでは、提訴を伝える記事が3日の午前から上位に並んだ。投稿と返信をまとめたページ(Togetter)を見ると、声は二つに割れている。目立つのは「今の時代では通用しない」という側だ。共演者や客をいじる芸は、もう仕事として成り立たない。そんな書き込みが多い。

その隣に、数は少ないが別の声も残っている。「元々そう言うキャラ」。昔からの泉さんの出方を知る人たちの書き込みだ。そういう人だと分かっていて舞台に立ててしまった側にも責任があるのでは、という問いも出ている。

ネットの声と同じ点に触れた記事もある。11月3日に公開されたアゴラの記事で、黒沢杏奈さんは、かつて大御所の「愛の鞭」として通っていた言動が、いまはパワハラと受け取られうると書いた。そのうえで、主催者側の説明だけでハラスメントと決めることはできない、とも書いている。

まだ分かっていないこと

請求額や、訴状に書かれた細かい中身は、どの媒体の記事にも出ていない。『AYUMI』『養父』の上映がどうなるかも発表されていない。製作会社が「看過することのできない重大な問題」(原文ママ)と呼んだ舞台挨拶から、10日。争いの場は、劇場から東京地裁に移った。

次の視点

うちのソース付けて食うわ
日本人は何も言えんやろ

――フランスから投稿した人が、日本人に

ジャンルを変えて「グルメ」から。いま読まれています 「寿司にアルジェリアソース」で煽られた日本側、自作の材料費を計算してみた

残ったのは、高い席ではなかった

Number_i札幌ドームの空席報道

ジャンルを変えて「アイドル・推し活」から。いま読まれています Number_i札幌ドームの空席報道 一律1万1000円のSnow Manと比べていい?!

何もない田舎の風景
それでも300人が見ている

――岩手・遠野、田んぼの神社の24時間配信

ジャンルを変えて「ネット文化」から。いま読まれています 岩手・遠野の田んぼの神社を24時間映す配信に人が集まる理由は、音だった
出典

いま読まれている記事

  1. 1個人PCにメモリを積むのは「かなりひどい」? アルトマン発言に自作PC勢が反発
  2. 2『VIVANT』は反中プロパガンダ?! 批評家の答えは「バカドラマ」
  3. 3東日本唯一のコールドストーンが3か月で閉店 店員「昨日聞きました」
  4. 43秒で声を複製できる無料のVoiceStudio 同意の確認は使う人任せ
  5. 5食料品の消費税1%法案、公明党がまだ賛成していない理由
← トップへ戻る