会議では何も言わないのに、投稿は毎日?
――高市首相のX投稿は1日2.4件
写真はイメージ Photo by Tsuyoshi Kozu on Unsplash
高市首相の国会答弁、5首相で最少 X投稿は1年で867件
高市早苗首相が予算委員会で答えた回数は、国会1回あたり平均1175回だった。2012年に発足した第2次安倍政権以降の首相5人のうち、いちばん少ない。共同通信が国立国会図書館などの記録を調べ、10月31日に伝えた。
一方、首相になってから1年間のSNSの投稿数は、5人の中で高市氏が突出して多かった。国会では最少、SNSでは最多。野党からは「国会審議を軽視している」と指摘されている。
比べたのは、5人のあいだの話
調べ方はこうだ。国会会議録検索システムから、高市氏と安倍晋三氏、菅義偉氏、岸田文雄氏、石破茂氏が、衆参両院の予算委員会で首相として答弁した回数を抜き出した。在任の長さが違うので、国会1回あたりの平均で並べている。
高市氏の分は、今年2〜7月の特別国会(158日間)。ほかの4氏は、在任中の通常国会(原則150日)だ。
1175回は「5人の平均を比べたときの最少」だ。国会1回ずつで見ると、いちばん少ないのは安倍氏の2019年の929回で、ここは少し紛らわしい。
SNSのほうにも数字がある。共同通信は10月29日、高市氏のXの投稿が、就任した昨年10月21日から今年10月20日までの1年間で867件あったと伝えた。1日あたり2.4件ほど。いちばん多かったのは1月21日から2月20日の140件で、衆院選の最中に、自民党の候補者の写真と投票の呼びかけを並べていた時期だ。もめている話題への投稿は少なかった、とも伝えている。
国会よりSNS、という言い分
報道の多くは、高市氏を「国会で説明しない首相」と受け止めている。ただ、高市氏を支持する側には逆の読み方がある。記者会見や答弁は切り取られる。本人の言葉をそのまま読めるSNSのほうが、よほど正直だ――という言い分だ。
時間の話には、数字がある。選挙ドットコムが8月に出した記事では、日本の首相が国会で発言する日は年に72日、1日7〜8時間そこに拘束されると紹介されている。同じ議院内閣制のイギリスは50日、ドイツは13日。アメリカは1日だ。首相を国会に縛りつけすぎではないかという「国会改革」の議論は、13年前の報道にも出てくる。
では、首相の時間はどこに使うのが得なのか。ここで意見がはっきり割れる。
ネットの評判
Yahoo!ニュースに載った共同通信の記事のコメント欄には、1500件を超える書き込みが付いた。賛否は割れている。
批判する側は、国会は国権の最高機関で、首相の答弁の数はそのまま内閣の誠実さに表れる、と書く。過去に公開討論の番組を欠席したことと結びつけて、国会から逃げていると見る声もある。SNSは反論が返ってこない一方通行だ、という指摘も多い。
擁護する側は、答弁の回数と中身の濃さは別だと言う。実務的な質問は担当の大臣や官僚が答えればいい、日本の首相の国会出席はもともと他国より突出して多い、という言い方だ。はてなブックマークでは、共同通信の記事を載せた47newsのページに79人がブックマークを付けた。こちらは批判が多数だったが、「以前の答弁も意味のある応酬ばかりではない」という擁護も混じっていた。
数字を並べ直すと、こうなる。高市氏の答弁は158日間の国会1回で1175回、Xの投稿は1年で867件。回数だけなら、国会のほうがまだ多い。
うちのソース付けて食うわ
日本人は何も言えんやろ
――フランスから投稿した人が、日本人に
残ったのは、高い席ではなかった
Number_i札幌ドームの空席報道
何もない田舎の風景
それでも300人が見ている
――岩手・遠野、田んぼの神社の24時間配信
- 高市氏、国会での答弁数が最少 5首相平均、SNSは突出し最多(共同通信/Yahoo!ニュース)
- 同記事のコメント欄(Yahoo!ニュース)
- 高市氏、国会での答弁数が最少 5首相平均、SNSは突出し最多(東京新聞デジタル)
- 高市氏、国会での答弁数が最少 5首相平均、SNSは突出し最多(北國新聞)
- 高市氏、国会での答弁数が最少 5首相平均、SNSは突出し最多(佐賀新聞)
- 高市氏、国会での答弁数が最少 5首相平均、SNSは突出し最多(中日新聞Web)
- 高市氏の国会答弁数が最少、5首相で(日本海新聞)
- 高市氏、国会での答弁数が最少 5首相平均、SNSは突出し最多(ライブドアニュース)
- 首相はXが好き、投稿800件超(デイリースポーツ online)
- 日本の総理が国会出席を求められる表・裏の事情を政治記者が解説!(選挙ドットコム)
- 首相の国会出席は多すぎる?「国会改革」議論の背景は(Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE)
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