川に消えた指輪、1600km先の玄関に戻る
届けたのは、ホビット姿の3人
落とした結婚指輪、ホビット姿のイタリア人3人が1600km飛んで手渡した
アイルランドのパトリック・モーアさんが結婚指輪をなくしたのは、2026年7月の初め。イタリア・トスカーナ州バーニ・ディ・ルッカの、流れの速い川だった。子どもの手をつかんだときに、16年つけていた18金の指輪が外れた。もう戻らない、と本人も思ったらしい。
その指輪が、約3か月後、1600km離れた自宅の玄関に返ってきた。届けたのは、ホビットの仮装をしたイタリア人3人である。
その日、川にいたのは、モーアさん一家のほかに地元の3人だけだった。フィリッポ・パラージさん、ニコラ・マッロッジさん、エドアルド・ポッジさん。3人は、探すと決めた。最初はカヤックの上から探して、見つからない。次に水中メガネをつけ、体をロープで岩に固定して、速い流れに潜った。砂の中で光るものを見つけたのは、マッロッジさんだった。
なくして9日後、モーアさんの電話に、知らない番号から指輪の写真が届く。添えられていたのは、ひと言だけ。「Hi Sméagol, look what we found」。見つけたよ、という知らせだ。スメアゴル
郵送という手もあった
指輪は小さい。封筒に入れて送れば、それで終わりだ。
3人は、ライアンエアーの便に乗った。イタリアからアイルランドまで1000マイル超、約1600km。東京から那覇までが約1550kmだから、それより少し遠い。そして10月1日、モーアさんの家の玄関前に、フロド、メリー、サムが立った。映画の音楽を流しながら、指輪を本人の手に戻した。
指輪の値段は、約2,230ドル(約35万円)と報じられている。では、3人の航空券代はいくらだったのか。11月7日の時点で、それを書いた報道は見つからない。分かっているのは、モーアさんが渡したお礼が、お金ではなかったことだ。
指輪を受け取ったモーアさんは、アイリッシュシチューを作った。グレンダーロッホや、ギネスが飲める近所のパブにも3人を連れていった。別れぎわに贈ったのは、銀のブレスレット。実名と、それぞれのホビット名が刻まれている。
モーアさんは、助けを求めるのをためらう人は多いけれど、求めれば返ってくることもある、と話した。パラージさんによれば、それまで知らない相手だったのに、いまは自分たちにアイルランドの家族ができた。
指輪を落とした男の呼び名は、最初のメッセージでは「スメアゴル」だった。いまは「ガンダルフ」である。
この記事を書いた記者ミヤムー記者紹介と、ほかの記事を見る →のどかな場所なんだから、
もう勘弁してほしい
――ある住民が、週末の重低音に
まだ全然ない!
おい、高野豆腐!
――Xに投稿された、空になった棚の写真
港の32キロの砲弾を『ワインの瓶』と説明
在パプアニューギニア中国大使館の投稿
- Three Italian Friends Fly 1,000 Miles to Ireland Dressed as 'Hobbits' To Return Man's Lost Wedding Ring
- 3 Italian 'Hobbits' Return a Stranger's Lost Wedding Ring
- A Father Lost His Wedding Ring on Vacation. Now He's 'Friends for Life' with 3 Italian Men Who Found and Hand-Delivered It
- 3 Italian 'Hobbits' Searched for Irishman's 'Precious' Wedding Ring for Days Before Bringing it to His Home
- Man Recovers Lost Wedding Ring on Italian Vacation After Fearing It Was Gone Forever
あなたへのおすすめ よく読むカテゴリーから
こちらの記事も
勧誘のほうが、
扉を静かに閉めた
玉ねぎ対策の目出し帽のまま、魚を捌いていた
玉ねぎ対策の目出し帽のまま魚を捌いたら勧誘が来た 扉は向こうから閉められた
子羊『パブロ』と約270万円の麻薬
スコットランドの裁判。子羊は後部座席でチップスを食べていた
スコットランドの子羊『パブロ』と約270万円の麻薬 実刑なしの判決の理由
警察が拡声器で叫んだスペイン語で、賠償3,000万円
法廷通訳の訳は『おならポリス、おなら、木材』
「おならポリス」と訳された米警察の警告 観光客に賠償約3,000万円
『君』と呼んだら、キレられた
関西の彼女と付き合っていた男性の投稿