本気って書いてあるほうが、得なのかな

――100kcalあたりで比べてみた

11/4 13:31 / 発信国:日本 / 記者:工藤

ファミマ「本気のチョコがけパン」の値段をローソンと定番パンで比較してみた

コンビニのパンの棚に、「本気」と名乗るチョコパンが並んでいます。ファミリーマートの「本気のチョコがけパン」です。

10月20日に3種が出て、10月26日までの7日間で累計300万個を突破しました。チョコが高いと言われ続けるなかで、1個は税込198円です。

ただ、同じ棚には100円台の定番パンもあります。筆者が気になったのは、この198円は本当に得なのか、という一点でした。公式サイトの値段とカロリーを並べて、計算してみます。

「本気のチョコがけパン」とは

ファミリーマートのニュースリリースによると、発売は10月20日。本気のチョコクリームパン、本気のチョコデニッシュメロンパン、本気のチョコクイニーアマンの3種で、価格は各184円(税込198円)。全国約16,500店で売られています。

10月27日には「本気のチョコ生コッペパン(たっぷりチョコホイップ)」が204円(税込220円)で加わりました。

上からかけるコーティングチョコは、エクアドル産、ガーナ産、コートジボワール産の3種のカカオ豆を原料とするカカオマスを使ったオリジナルのものだといいます。

リリースは、カカオ豆の高騰も正面から書いています。2026年のバレンタインチョコレートは1粒あたりの平均価格が436円で、前年から4.3%上昇。値上がりで「購入を我慢する機会が増えた」と答えた人が7割を超えた、という調査を引いています。

売れ方も数字で出ています。10月20日から26日までの7日間は、60万4,800秒。300万個をこれで割ると、1秒あたり約5個です。ファミリーマートも「1秒に5個以上売れた」としています。

定番パンとの差額を計算してみた

ファミリーマートの公式サイトに載っている税込価格を、同じ系統のパンで並べてみました。

パンが並んだ棚
写真はイメージ Photo by Angelo Pantazis on Unsplash

メロンパンは、ファミマ・ザ・メロンパンが140円、も~っちり食感チョコメロンパンが170円、本気のチョコデニッシュメロンパンが198円。定番との差は58円で、1.41倍になります。

コッペパンでも、新作のほうが高くなります。生コッペパン(たっぷりミルクホイップ)が178円、本気のチョコ生コッペパンが220円。差は42円です。

もう少し意地の悪い比べ方もしてみます。同じ棚のチョコツイスト4本入は185円で、1本あたり約46円。パン・オ・ショコラ4個入は210円で、1個あたり約53円です。

つまり、本気のチョコクリームパン1個198円と、チョコツイスト4本入185円の差は、13円しかありません。

ローソンも見ておきます。公式サイトではゴロチョコ!メロンパンとゴロチョコ!フォカッチャが各192円、ゴロチョコパン4個入が235円で1個あたり約59円。メロンパン同士だと、ローソンのほうが6円安い計算です。

ネットの評判

商品データベース「もぐナビ」のクチコミでは、本気のチョコクリームパンが18件で4.8点(7点満点)、本気のチョコクイニーアマンが14件で4.5点でした。同サイトの2026年10月第5週のコンビニパンランキングでは、デニッシュメロンパンが1位、クリームパンが2位、クイニーアマンが4位に入っています。

高く評価する声は、チョコのほうを向いています。「チョコ好きにはたまらないパンです」「表面のチョコはなめらかな口溶けで、生地はしっとりしていてパサつきは一切ありませんでした」といった書き込みがありました。

一方で、厳しい声はそろって生地を指しています。「パンはパサパサ。。。パンにも本気出してくれてたら◎」「正直名前負けしている。チョコ自体は味が薄く、デニッシュのような生地もパサついている」。

ローソンのゴロチョコ!メロンパンでも同じ形でした。「チョコが想像以上にゴロゴロ入ってて満足感高め」という声の隣に、「パサついていて思ったほどごろっとチョコも感じられなかった」という声が並びます。

賛否が割れているのはチョコの量ではなく、下のパンのほう。これは筆者の読み取りですが、評価欄を通して読むとそう見えました。

カロリーで割ると、結論が逆になりました

値段だけ見ると、新作は高い。では、量で割ったらどうなるか。

ファミリーマートの公式サイトには熱量の表示がないため、ここは「もぐナビ」の掲載値を使います。本気のチョコクリームパンが313kcal、本気のチョコクイニーアマンが432kcal、ローソンのゴロチョコ!メロンパンが407kcalです。

100kcalあたりの値段に直すと、本気のチョコクイニーアマンが45.8円、ゴロチョコ!メロンパンが47.2円、本気のチョコクリームパンが63.3円。

参考に、ローソンが11月3日に出した「ドバイチョコ風サンド」は322円で184kcal。100kcalあたり175.0円です。カダイフを使ったスイーツなので土俵は違いますが、桁が変わります。

「本気をうたう新作が、実は一番コスパが悪い」という見立ては、少なくとも100kcalあたりでは外れました。むしろクイニーアマンは、今回並べたなかで一番安く量を買えます。

なお、本気のチョコデニッシュメロンパンと本気のチョコ生コッペパンの熱量は、公式サイトにも商品データベースにも見つけられませんでした。

まとめ

数字を並べてみると、どちらが得かは「何で割るか」で入れ替わりました。1個の値段で選ぶなら定番パンや4個入り、チョコの量とカロリーで選ぶなら本気のチョコクイニーアマンです。

棚の前で迷ったときは、「今日はチョコが食べたいのか、パンが食べたいのか」を先に決めるほうが早いかもしれません。価格は2026年11月4日時点のもので、沖縄県では仕様と価格が異なります。

出典

ファミリーマート ニュースリリース「本気のチョコがけパン」3種 10月20日発売
ファミリーマート ニュースリリース「本気のチョコ生コッペパン」10月27日登場
ファミリーマート 商品情報「ファミマル パン」価格一覧
ローソン公式サイト「ゴロチョコ!」シリーズ紹介
もぐナビ 商品ページおよび2026年10月第5週ランキング(カロリー・クチコミ)
マイナビニュース ローソン「今月の新商品スイーツ」まとめ

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