『桁が一つ違う』と笑われた募集に、77人
1万〜3万円のPHP緊急対応。募集3人に、契約4人
写真はイメージ Photo by Arnold Francisca on Unsplash
「桁が一つ違う」と笑われた1万〜3万円のPHP募集、応募は77人だった
報酬1万〜3万円で、PHPの緊急セキュリティ対応。対象のサイト数は「多数」。
これは。。。さすがに。
2026年10月21日、クラウドワークスに「【緊急・スポット対応】PHPセキュリティアップデートに伴うWordPress・サーバー調整作業(バックアップ・保守対応)」という募集が出た。翌22日、Xのyoucuneさんがこれを見つけて、「なんの気なしにクラウドワークスで「PHP」と検索したら地獄のような募集見つけて軽く泣いちゃった」と投稿した。ここから一気に広まった。
Xでこの投稿を見る
集まった声は、ほぼ一方向だった。「エセですが足元見過ぎって印象ですね、、、 桁が一つ違う、、、」「どう考えてもスポットで30万以上の案件だと思うが。」「時給3万の間違いであれよ」(いずれもXの投稿をまとめたTogetterのページより)。
なぜ、そんなに急いでいたのか。10月21日の夜、PHPの重大な穴2つ(CVE-2026-109618、CVE-2026-109619)をふさぐ修正版が公開された。危なさを表すCVSSは9.2。離れた場所から他人のサーバーで好きな命令を動かせる種類の穴だ。PHP 5から8まで広く影響する。攻撃の手順を示す資料も、発表より先に流出していた。依頼主は、本当に急いでいた。
で、応募はゼロだったのか。
77人だった。
10月23日の時点で、応募した人77人、契約した人4人。募集人数は3人である。
ここで募集文をもう一度読む。報酬の欄には、こう書いてある。「※サイトの規模やカスタム状況に応じてご相談ください。お見積もりのご提示をお願いいたします。」応募時に伝える項目の3番目も「お見積もり金額(税抜・手数料込)」だ。1万〜3万円は入り口の枠で、金額は応募する側が出す仕組みになっていた。
笑った人は、報酬の金額を見た。応募した77人は、その下の「お見積もり」の行を見た。読んでいるのは、同じ募集である。
ただ、作業そのものを軽く見るのは違う。まとめサイトのコメントには「いうてWordpressならWordpressごとアップデートすりゃいいしそんなに大変ではない」という声もあった。が、、、募集文には「万が一の表示崩れやエラー発生時のスクリプト・コード修復」まで入っている。壊れたら直すところまでが範囲だ。
納品希望日は10月25日。募集人数3人に対して、契約したのは4人だった。足りなかったのは、桁ではなく枠のほうだった。
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今からサイト、閉めます。
朝まで
――案内が出たのは、15時50分
40年仕入れてるけど、
こんな値は初めて
――エドノフーズの江戸野誠一郎社長