今からサイト、閉めます。
朝まで
――案内が出たのは、15時50分
写真はイメージ Photo by Tim Mossholder on Unsplash
BASEが15時間超の全停止 注文も止まったが、補償の話はまだ出ていない
ネットショップ作成サービス「BASE」が、10月21日15時50分にサービスを止めた。止まったのは、ショップページの閲覧と注文、ショップの管理画面、「PAY IDアプリ」、BASE APIのすべてだ。再開は22日7時の予定で、閉まっている時間は15時間10分になる。
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理由は、PHPに重大な脆弱性(弱点)が2件見つかったことだ。深刻さを表す点数CVSSは、どちらも9.2。修正版が配られるのは、日本時間21日23時の予定だった。つまりBASEは、直す道具が届く7時間以上前に、店を閉めたことになる。ヘルプには「予防的措置」とあり、不正アクセスや情報漏えいは現時点で確認していないという。
もう一つある。このメンテナンス、当初は21日22時からの予定だった。それが15時50分に繰り上がり、変更の案内が出たのも15時50分だ。出店者から見れば、知ったときにはもう閉まっていた。
止まったのは、店の営業時間
BASEのショップ開設数は、2025年11月26日に250万を超えた。会社の発表によると、使っているのは個人やスモールチームが中心だ。
その店は、この一晩で何ができるのか。注文は受けられない。管理画面も開かないから、BASEの中の機能で買い手に知らせることもできない。残るのは、自分のSNSか、自前のメールだ。
ヘルプにあるのは「ご不便をお掛けしますが、なにとぞご理解とご協力をよろしくお願いいたします」という一文。売上の補償や手数料の扱いは、このページには書かれていない。
ネットの評判
Xでの話題は、PHPそのものと、徹夜で直す技術者に向いている。「今夜から対応されるエンジニアさんには頭が上がらない」という労いの声、古いPHPで作られたサイトも危ないという心配、「対岸の火事だと思ってたら普通にこっちに対応回ってきた」という現場の声が紹介されている。一方で、個人サイトを持たない人には関係のない話だと受け止める人もいる。同じ日の同じ時間に、関係のない会社から次々と停止の通知が届いたため、「一斉にサイバー攻撃を受けるの?」という不安も広がったと報じられた。止まった店の売上を話す声は、あまり見えない。
分かっていないこと
実際に何時に戻るかは、まだ分からない。BASEは、期間が延びる場合もあるとしており、そのときは同じページで知らせるという。22日7時に開くのか。そして、閉まっていた15時間分の扱いが示されるのか。そこが次に出てくる話だ。
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――エドノフーズの江戸野誠一郎社長
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