漢字検定が漢字を間違えた
公式XのAI画像、「祭」の左上の点が1つ多かった
写真はイメージ Photo by Niketh Vellanki on Unsplash
漢検協会、AI画像の「祭」が誤字 謝った同じ日に「誤字4選」を投稿
漢字検定が、漢字を間違えた。しかも、、、「祭」である。
日本漢字能力検定協会が10月18日、公式Xにこう投稿した。「\\ 激アツ開催中!! // 今日の自己採点結果おしえて~ #漢検自己採点祭り」。10月の検定を受けた人に、自己採点の結果を出し合ってもらう企画だ。添えられていたのは、生成AIで作った画像。その中の「祭」が、字になっていなかった。
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どこが違うのか。「祭」の左上には、点が2つ並ぶ。それが3つ並んでいた。協会は「4画目付近に存在しない点画が加わっていました」と説明している。言われるまで気づかない人も多いと思う。実際、気づいたのは協会ではなく、フォロワーだった。
協会は10月20日に謝った。「先日投稿した「#漢検自己採点祭り」の画像内に誤字がございました。誠に申し訳ございません。」 広報担当者はまいどなニュースの取材に、「『日本漢字能力検定』を運営する組織としてあってはならない誤りであり、皆さまからの漢検協会への信頼や期待を裏切ってしまった」と話した。
ネットでは「面白すぎる」「これを出そうっていう神経が分からない」という声が出た(ITmedia AI+)。投稿と反応をまとめたページ(Togetter)には「誤字というか存在しない漢字?」も並ぶ。
謝って終わり、ではなかった
普通なら、ここで終わる。
協会は同じ20日、もう1本出した。「ちなみに、実際の検定で多く見られる「祭」の誤字4選はこちら。「祭」を書く際にはお気を付けください⚠️」
Xでこの投稿を見る
自分がやらかした字を、そのまま注意喚起の教材にしたのである。「肝座ってんなぁ」「開き直りがすごい」という反応も出た(ITmedia AI+)。
怒る先は、AIなのか
「漢検がAIを使うな」。多くの人は、そう言った。
ただ、少し違う見方もできる。今回まずかったのは、AIが描いた画像の中の文字だ。これが文章なら、協会の中でいくつもの目が入ったはずだ。ところが画像になると、それは「絵」として扱われる。絵の中の字を、誰が読むのか。その工程が、たぶん抜けていた。
AIを使うか使わないかではなく、出す前に読んだかどうかの話である。協会自身も「内容の正確性を徹底するとともに、一字一字に責任を持った情報発信に努めてまいります」と話している。
広報担当者は、こうも言った。「漢字の間違いから企画そのものだけでなく、組織への信頼を失ってしまうことを、身をもってお伝えすることになった事例だと考えております」
自己採点祭りは、受検後の交流のきっかけにする企画だった。いちばん厳しく採点されたのは、協会のほうだった。
が、、、あの誤字4選は、普通に役に立つ。「祭」の左上の点は、2つである。
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