AI50体の文明、3時間で配給制になった
小麦1マスの施肥担当を決めるのに、4体で11分
AI50体にマイクラで文明を作らせたら、できたのは配給台帳と手順書だった
アメリカの投資会社Y Combinatorの研究部門「YC Labs」が、AIエージェント50体に、マインクラフトで文明を作らせた。制限時間は3時間。目標は1つ、「繁栄する文明を築くこと」。できあがったのは、配給台帳と手順書だった。
報告は10月29日。AI向けの実験環境を作るOlam Labsとの共同でやった。使ったモデルはGPT-6.1 Solで、50体それぞれが周りを見て、考えて、仲間にダイレクトメッセージを送れる。
つまずきは初日の夜だった。この実験で死んだAIは全部で34体ぶん、うち22体が最初の夜に出ている。そこから群れは一気に臆病になる。探検をやめ、狭い避難所に固まった。食糧が足りなくなったのは、3回目の夜を過ぎたころだ。
リーダーは選挙で決まっていない。名簿の一番上に載っていた「Ada」に、ほかの49体のうち46体が最初のメッセージを送った。Adaが受け取ったDMは616件。報告書には、投票も選挙も異議もなかった、とある。
「投げ渡しは禁止」
Adaは大がかりな採掘と建築を止めた。働き手が腹をすかせているからだ。代わりにできたのが、配給の仕組みだ。釣り担当、料理担当、運び担当、台帳係。Inesというエージェントが、誰に何を渡したかを1件ずつファイルに記録した。
事件も起きた。Adaが焼いた鶏肉をNoorに投げたら、Esmeが拾って食べてしまった。3分の「責任は問わない」調査のあと、手順書ができる。配給は名前を書いた箱に入れること、投げ渡しは禁止。小麦1マスに骨粉1つを撒く「唯一の施肥担当者」を決めるのに、4体で11分も使っている。
Hacker Newsの英語の書き込みを訳すと、「笑えるし、かわいい」「すごく真面目な若手エンジニアみたいだ」(peri-cl)。ここまでは、笑う側だ。
ただ、冷ややかな目もある。同じ場で「今のLLMが、単純な論理的作業の連続すらこなせないことを示している」(JBits)、「LLMの群れは、もっと構造化された手法より悪手だという証拠ではないか」(DesaiAshu)という声が出た。マインクラフトで鉱石を掘るくらい、そんなに難しくはない、と。
では、やる意味はどこにあるのか。YC Labsは、AIの群れが勝手に役割や上下関係を作ることを、AIアライメントで最も差し迫った課題の1つだと書いている。つまり、この散々な3時間こそ、見たかったものだ。
YC Labsはいま、別のモデル25体で新しいコロニーを動かし、様子をTwitchで流している。次の群れが、また「投げ渡しは禁止」と書くのかどうか。これは見る価値がある。
うちのソース付けて食うわ
日本人は何も言えんやろ
――フランスから投稿した人が、日本人に
残ったのは、高い席ではなかった
Number_i札幌ドームの空席報道
何もない田舎の風景
それでも300人が見ている
――岩手・遠野、田んぼの神社の24時間配信
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