うちの親、
スマホ持ってないけど?
――1万1千円分のポイント、受け取れる人の条件
東京アプリの1万1千円、スマホがないと届かない 都民13人が都を提訴
東京都が配っている1万1千円分のポイントを、受け取れない人がいる。スマートフォンとマイナンバーカードの両方がないと、申し込めない仕組みだからだ。都内に住む13人が10月28日、この仕組みは憲法が定める法の下の平等に反するとして、東京都に計約140万円の損害賠償を求め、東京地裁に訴えを起こした。持ち物で線を引くのは、おかしくないか。そういう訴えだ。
もらうには、何が要るのか
事業の名前は東京アプリ生活応援事業。都の発表では、要るものは四つだ。有効期限内のマイナンバーカード、NFC対応スマートフォン、東京アプリ、それにデジタル認証アプリ。四つそろって、初めて申し込める。
では、どれかが足りない人はどうなるのか。東京アプリの「よくある質問」のページには、窓口で申し込む方法も、現金で受け取る方法も書かれていない。申し込みはアプリからだけだ。原告側は、窓口での申請と現金の給付も一緒にやるべきだと話している。
都が用意した入口は、三つ
都が何もしていないわけではない。

一つめは対面サポート。都議会議事堂の1階にある都政ギャラリーで、火曜・水曜・木曜に開いている。電話で予約して出かけ、約50分の講義を聞きながら、自分のスマホを操作して進める。8月21日からは区市町村の施設でも順に始まった。
二つめは代理申請で、11月4日から受け付けが始まる。身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳のどれかを持つ人か、要介護・要支援の認定を受けた人が対象だ。代理人になれるのは、法定代理人、配偶者、2親等内の親族、同じ世帯の人。ただし、本人と代理人の両方のマイナンバーカードが必要になる。
三つめはスマホの貸し出し。住民税の均等割が非課税の世帯で、対応するスマホを持たない人に、最大3か月、無料で端末を貸す。500台の先着順。申し込みは都庁第二本庁舎か東京都公文書館の窓口で、こちらも電話の予約が要る。
ここに、年齢の線が引かれている。対象は申請日時点で15歳以上、かつ2027年3月31日時点で64歳以下。65歳以上は、この貸し出しの対象から外れている。よくある質問のページでは、65歳以上には「スマートフォン購入支援の取組」が案内されていた。貸すのではなく、買ってもらう形だ。
三つを並べると、共通点が見えてくる。どれもマイナンバーカードが前提になっている。総務省が公表した数字では、カードの保有枚数率は2026年1月末時点で全国81.2%。東京都は、この全国平均を下回っている。
ネットの評判
Yahoo!ニュースに出た共同通信の記事には、1,371件のコメントが付いた。Yahoo!ニュースがコメント欄の議論をまとめた記事によると、声は割れている。デジタル化を進めるための後押しなのだから、条件を満たす人だけが受け取れるのは当然だ、という意見がある。一方で、使いこなせない高齢者や障害者への配慮が、行政にはもっと必要だ、という意見もある。対面サポートや代理申請、スマホの貸し出しを評価する声、訴訟や損害賠償を求めること自体に疑問を示す声、平等と公平は違うと指摘する声も出ているという。
原告が求めているのは、窓口での申請と、現金の給付だ。どちらも、スマホもカードもアプリも要らない受け取り方だ。
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TBS系『VIVANT』第21話/週刊女性PRIMEの報道
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- 東京アプリ事業は「違法」 利用できず、都を集団提訴(共同通信/Yahoo!ニュース)
- 東京アプリ事業は「違法」 利用できず、都を集団提訴(東京新聞デジタル)
- 2月2日から東京アプリ生活応援事業を実施(東京都 報道発表)
- 東京アプリ生活応援事業の代理申請の受付を開始します(東京都公式アプリ お知らせ)
- 誰一人取り残されないデジタル社会に向けスマホ貸与等の試行的な取組を実施(東京都 報道発表)
- よくある質問一覧(東京都公式アプリ)
- 東京アプリ生活応援事業の申込みをためらう方へ、対面サポートを実施(東京都デジタルサービス推進部 note)
- スマホを操作できない人も「東京アプリ」で1万1000円相当を受取可能に 都が代理申請を容認(CNET Japan/Yahoo!ニュース)
- 【ヤフコメで話題】「マイナンバーカード・スマホ必須の給付に賛否」(Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE)
- 26年1月末時点のマイナンバーカード保有枚数率は81.2% 東京や神奈川は平均を下回る(BCN+R)
- 「東京アプリ」きょう開始 物価高対策で1万1000円分のポイント付与【グッド!モーニング】(YouTube・2026年2月2日公開)