コーヒーにあんこ入れて
800円って、どう?

――上島珈琲店の秋のメニュー

10/23 17:17 / 発信国:日本 / 記者:工藤

上島珈琲店のコーヒーにこしあんと白玉 800円は飲み物かデザートか

コーヒーに、こしあんとかぼちゃと白玉が入る。上島珈琲店が10月22日に出した「おしるこのミルク珈琲」だ。えっ、全部一緒に?

この店には黒糖のミルク珈琲がある。だから甘いコーヒーなら珍しくない、と思うかもしれない。でも、中身の並びがすごい。ダブルネルドリップにミルクを合わせ、そこへこしあんとかぼちゃペースト、さらに白玉。黒いマグカップを秋の夜空、白玉をそこに浮かぶ月に見立てた、と上島珈琲店は説明している。五穀豊穣を祝って神様に供える「ぜんざい」から思いついたそうだ。

では、月はどこにあるのか。公式の商品ページには、こう書いてある。「カップ底に色付けした白玉を忍ばせ」。月は、沈んでいる。上から見えるのは夜空だけで、スプーンが当たるのは最後だ。

800円は、高いのか

値段は税込800円。ワンサイズで、ホットだけ。持ち帰りはできず、店内で飲むぶんだけだ。12月中旬までの期間限定で、数がなくなれば終わる。

比べてみる。普段のミルク珈琲(黒糖)は、Rサイズが690円から、Lサイズが810円から。あんこと白玉とかぼちゃが入った800円は、普段のLサイズ1杯とほぼ同じ値段ということになる。甘味が1つ付いてくると思えば安いが、コーヒー1杯と思えば高い。飲み物なのか、デザートなのか。この一杯は、そこを決めずに出てきた。

同じ日に出た「日本蜜蜂のはちみつミルク珈琲」は、Rが980円、Lが1,250円。こっちはコーヒーの枠に収まっている。

ネットの評判

発売の翌日の時点では、この一杯を飲んだ人の声は、探しても見つからなかった。手がかりは、ひとつ前の一杯だ。9月に出た「バジルミルク珈琲」を飲んだネットメディアのロケットニュース24は、見出しに「【困惑】」と付け、混ぜる前は「ジェノベーゼを食べた直後に飲んだミルク珈琲の味」と書いた。かき混ぜたら「爽やかなハーブがきいたおしゃれなミルク珈琲」に変わったが、結論は「1回体験できれば十分かなぁというのが本音」。一方、上島珈琲店は、このシリーズのこれまでの商品に「新しい味覚体験でおいしい」という声が届いていると発表文に書いている。

夏から冬へ移る日本の情景をテーマにしたシリーズで、プロローグがバジル、第1章がりんごと芋、第2章が今回のおしるこ。この店が守っているのは、コーヒーらしさではなく、季節のほうらしい。

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