じゃあ、英語の勉強は
どうなるの?
――ただし、個人はまだ申し込めない
写真はイメージ Photo by Austin Distel on Unsplash
ElevenLabsが90言語をその場で通訳 翻訳の現場からは別の声
ElevenLabsが10月21日、しゃべった言葉をその場で別の言語の声に変える「Eleven Realtime Translation」を公開した。対応するのは90以上の言語。訳された音声は、話した本人の声のまま相手に届く。え、もうそこまで来たのか。
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先に、冷たい話をひとつ。いま使えるのは企業向けAPIの顧客だけだ。ElevenLabsはアルファ版として出していて、個人は申し込めない。値段も、公式ページにも発表の文章にも書かれていない。個人にいつ開くのかも、発表では触れていない。
自分の声のまま、90言語
土台は「Eleven v4 Turbo」という、遅れの少ない音声モデル。相手が何語を話しているかは自動で見分ける。声は17,500種類以上そろったライブラリから選ぶか、自分の声のボイスクローンを使う。どの言語に変わっても声は同じまま、というのがElevenLabsの説明だ。
面白いのは「eagerness」という設定だ。高くすると訳し始めが最も速くなり、低くすると質は上がるが遅れが増える。料金や保険の込み入った電話なら質を取り、ぽんぽん言葉を返す場面なら速さを取る。字幕と文字起こしも同時に流れる。
使い先として挙げているのは、通信会社、コンタクトセンターやBPO、それに会議や記者説明会といったライブイベントだ。ドイツテレコムのLena Drubel(VP Consumer AI)は公式の発表で、声の働き方と人のつながり方が「まったく新しい時代」に入ると話している(訳)。
ネットの評判
Product Huntでは92票が入り、公開初日は14位だった。この製品を同サイトに紹介した人は、世界中の創業者と仕事をしている。言葉が通じないだけで、いい話し合いが本来より遅くなる、と書いている(訳)。
ただ、評判はまだ出そろっていない。企業向けのアルファ版で、個人が試して感想を言える段階にないからだ。歓迎している人の多くも、まだ実物を触っていない。
「人を増やす問題」ではなくなる
調査会社のFuturumは、この発表を、言葉の壁を「人を増やす問題ではなく、設備の問題として捉え直すもの」と書いた(訳)。通訳を何人雇うかという話が、回線をどう引くかの話になるということだ。
では、訳す仕事をしている人たちはいまどうなっているのか。ヨーロッパの文芸翻訳者の団体が集まるCEATLが、2026年1月12日から31日にかけて、文芸翻訳者1,785人に聞いた。この3年で職を変えようかと考えたと答えた人が37%。依頼や取引先が減ったか、単価の低い仕事に移ったという人が約3割。32.5%にはポストエディットの打診が来て、そのうち67.3%が断った。生成AIに否定的だと答えた人は77%だった。しゃべる通訳ではなく本の翻訳の話だが、仕事が減りはじめた側の数字としては、新しいものの一つだ。
そのElevenLabsが、いまフリーランスの翻訳者を募っている。募集ページに書かれた仕事の中身は、AIが作った訳文を、読みやすさ、調子、その土地に合うかどうかの面から人が直すことだ。
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40年仕入れてるけど、
こんな値は初めて
――エドノフーズの江戸野誠一郎社長
うちのサイトも
止まるんですか
――止め方は、会社によって分かれた
- Eleven Realtime Translation: our live voice translation model(ElevenLabs公式ブログ)
- 90以上の言語でリアルタイム翻訳(ElevenLabs公式・日本語ページ)
- ElevenLabs Realtime Translation(Product Hunt)
- ElevenLabs Targets Enterprise Contact Centers With Live Voice Translation(Futurum)
- Translator/Linguist (Freelance)(ElevenLabs採用ページ)
- Face à l'IA, 37 % des traducteurs littéraires interrogés envisageraient de changer de métier(ActuaLitté)
- Eleven Realtime Translation - 90超の言語をその場で通訳するElevenLabsの新モデル(tech-noisy)
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