次のパンデミック
じゃないの?
――シャモンダウイルス、専門家はまだその段階ではないとみている
写真はイメージ Photo by Daniela Paola Alchapar on Unsplash
シャモンダウイルス、フランスで初のヒト感染 日本では2002年に牛から確認
フランス当局が10月22日、シャモンダウイルスのヒトへの感染を、世界で初めて確認したと発表した。感染したのはリヨン地域に住む60代の男性。重い病気の治療中で、感染や合併症に弱い状態だった。10月初めに亡くなっている。EUのECDCも、この初めての症例を公表した。
次の流行の始まりなのか。専門家は、いまはその段階ではないとみている。
シャモンダウイルスは1960年代半ばにナイジェリアで見つかったオルソブニヤウイルスの一つで、新しく現れたウイルスではない。ヌカカが運び、主に牛が感染する。牛では下痢や乳の出の低下が起き、流産や子牛の異常も出る。動物の健康を扱う国際機関WOAHは、売られているワクチンはないとしている。
日本の牛では、2002年に見つかっていた
農研機構の報告によると、日本では2002年、南九州のヌカカと牛からこのウイルスが分離された。ナイジェリアでの発見から30年以上、世界のどこからも報告がなかったウイルスだ。その地域では牛の異常産が出ていたが、感染との直接の関係は見つかっていない、とも書かれている。
ヨーロッパの家畜で見つかったのは今年の夏が初めてだ。6月から症状が出て、7月末にウイルスが特定された。いまは12か国とイギリス領ジャージー島に広がっている。
分かっていないのは、死因と感染経路
ECDCは、ウイルスが死因になったのか、どこでどう感染したのかは、どちらも調査中としている。男性は亡くなる前に神経の症状が出ていた。この症状が感染と関係している可能性が高いと報じられたが、確定ではない。ヌカカのどの種類が運んでいるのかも、まだ分かっていない。
WHOは、一つの事例であり、いま感染が大きく広がる可能性は低いとの見方を示した。リバプール大学のトム・ソロモン教授は、人への感染は極めてまれで、一般の人へのリスクはとても低いとみている。初めてのヒト感染と、人の間で流行が始まったことは、別の話だ。
ネットの評判
Xでは、ウイルスの名前や「ヌカカ」という言葉に戸惑う声が目立つ。新型コロナと比べ、次の流行を心配する投稿もある。一方で、人に感染するように変わったわけではないから落ち着いてほしい、と呼びかける声や、専門家の説明を読んで安心したという反応も出ている。日本語の報道をまとめたYahoo!ニュースの記事には、203件のコメントが付いた。
次に出てくるのは、男性の死因にウイルスがどう関わっていたかの調査結果だ。ヨーロッパのヌカカは、気温が下がれば活動が落ちる。
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- Severely ill patient in France becomes first ever human infected with Shamonda virus(ECDC)
- France reports first human Shamonda virus case, says no health risk(Al Jazeera)
- First human case of Shamonda virus is reported in France(The Irish Times)
- First human case of Shamonda virus reported in France as patient dies(UN News)
- 日本に新たに侵入したアルボウイルス"Shamonda virus(シャモンダウイルス)"(農研機構)
- 家畜のウイルスが初めて人に感染…フランスで60代男性が死亡(中央日報日本語版/Yahoo!ニュース)
- シャモンダウイルス 仏でヒト感染(Yahoo!ニュース ピックアップ)
- 「シャモンダウイルス」X検索結果(Yahoo!リアルタイム検索)