車が道路に
はみ出てるよ
――ママ友に言われて、ハッとした
写真はイメージ 撮影 CZmarlin — Christopher Ziemnowicz, a photo credit would be a/CC0(ウィキメディア・コモンズ)
「アルファードが家に入らない」 年収500万円で買うのは、身の丈に合わないのか
「車が、道路にちょっとはみ出てるよ」。ママ友にそう言われてハッとした——という相談記事が、10月31日にYahoo!ニュースのアクセスランキングで総合6位まで上がった。ファイナンシャルフィールドの記事だ。年収500万円、建売3000万円の戸建て。夫が憧れのアルファードを買ったら、敷地に収まらなかった。これ、身の丈に合わない車を買ったということなんだろうか?
記事の答えははっきりしていた。アルファードのエントリーグレード「G」は、記事によると559万9000円(税込)。車にかけてよい金額の目安は「世帯年収の半分程度」で、年収500万円の世帯なら約250万円だという。手取りは、配偶者を扶養している場合で年間約400万円。目安の2倍を超える車、ということになる。
打開策は3つ挙がっていた。月極駐車場を別に契約する。コンパクトミニバンに乗り換える。夫婦でライフプランを話し合う。記事がいちばん勧めたのは2番目だ。「見えや憧れ」のために生活費や子どもの教育費、老後資金を犠牲にするのは本末転倒、と書いている。
ネットの評判
Yahoo!ニュースのコメント欄には396件が付いた。いちばん多く共感を集めたのは、1センチでも敷地から道路にはみ出してはいけない、買う前に敷地に収まるか確認すべきだという声で、575件。2番目は、近所の家がアルファードに変えてから前輪が完全に道路に出るようになった、車庫証明はどうなっているのか、という疑問(252)。3番目は、乗車人数が必要な人には実用品だが、自宅に入らない車を買う決定そのものが理解できないという声(206)。相談を作り話ではないかと疑う声も出ていた。
ここが、ちょっと意外だった。コメントの多数派が責めているのは「身の丈」ではない。「買う前に測らなかったこと」のほうだ。
敷地に入らないのは、車が大きいからじゃない
では、アルファードは入らないほど大きいのか。トヨタ正規販売店のウエインズトヨタ神奈川の説明では、全長4,995mm(約5メートル)、全幅1,850mm。一方、国土交通省の駐車場設計・施工指針にある普通乗用車1台分のマスは、幅2.5メートル×長さ6.0メートルとされる。長さで比べると、1メートル余る。
標準の広さの駐車場なら収まる、ということだ。収まらなかったのは、その家の駐車スペースが6メートルなかったからだ。年収の話でも、車の値段の話でもない。長さの話だと、本誌は読んだ。
559万9000円でも、収まれば問題ない
はみ出しが問題になる理由も、お金ではない。車庫法の11条は「何人も、道路上の場所を自動車の保管場所として使用してはならない」と定める。罰則は3月以下の懲役か20万円以下の罰金。軽い交通違反と違って、反則金を払って終わりにする仕組みがない。だから250万円の車でも、はみ出せば同じことになる。
では、買った側の言い分はどこにあるのか。記事はもう一つ、日本の乗用車市場の数字を出している。新車の平均購入価格は331万円、車を持っている世帯は約71%。記事の目安をそのまま当てると、331万円の車を買うには世帯年収662万円が要る計算になる(本誌の計算)。年収500万円の世帯には、日本の平均的な新車すら「身の丈に合わない」ことになってしまう。
身の丈に合わないと言われた559万9000円の車は、標準の広さの駐車場なら、1メートル余らせて収まる。
うちのソース付けて食うわ
日本人は何も言えんやろ
――フランスから投稿した人が、日本人に
残ったのは、高い席ではなかった
Number_i札幌ドームの空席報道
何もない田舎の風景
それでも300人が見ている
――岩手・遠野、田んぼの神社の24時間配信