寝ながらいいねを押してたら、送金されてない?
――長押しは何秒か、まだ分からない
写真はイメージ Photo by Lukasz Radziejewski on Unsplash
Xの「いいね」長押しで1ドル送金 使えるのは米国の有料会員だけ
Xの「いいね」を長押しすると、相手に1ドル(約157円)が飛ぶ。イーロン・マスク氏が10月25日(現地時間)、自分のXにそう書いた。原文は「We’re adding long press on like to send someone $1 via 𝕏 Money」。たった一行で、それ以上の説明はない。長押しって、何秒なんだろう?
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月額を払って、あげる側になる
送金に使うのは、X Moneyという決済サービスだ。公式サイトによると、口座を持てるのは米国にいる18歳以上。X同士の送金は無料で、上限もない。
では、誰が送れるのか。ITmediaによると、X Moneyの提供先は有料プランの「Premium」「Premium+」の加入者だ。つまり、お金をあげる側になるには、先に月額を払うことになる。
なぜ、いいねボタンなのか。マスク氏の投稿に理由は書かれていない。ただ、X Moneyは9月から、米国のクリエイターが収益を受け取る先としても一本化された。送る側も受け取る側も、同じ財布の中に入る形になる。
日本では、X Moneyはまだ使えない。ビットコインやステーブルコインにも対応していない。そして肝心なところが、まだ分からない。開始がいつか、どの国が対象か、長押しのあとに確認の画面が出るのか。マスク氏の一行には、何も書かれていない。
ネットの評判
日本でははてなブックマークで、このITmediaの記事を51人が保存し、コメントが並んだ。目立つのは心配の声だ。「いいね長押しで1ドル送金は押し間違い事故が多発しそうで怖いな」「詐欺ポスト、乞食ポストが増えるだろうな」。「Xみたいなあやしげな企業にクレカ情報ポイポイ渡せねーよ」と、口座を作ること自体を断る人もいた。
歓迎する声もある。「インプレッション報酬より投げ銭の方がマシだと思う」と書いた人がいた。別のユーザーは「意外に悪くないかも」とした上で、怒らせて数字を稼ぐ投稿にわざわざ送金する人は少ないが、好きなイラストには送る人が確実にいる、と見ていた。
「無料のいいね」のままでいい、という人たち
その中に、数は少ないが筋の通った声があった。そもそも、いいねにお金を絡めてほしくないという立場だ。あるユーザーは、マスク氏がXを買って以来、ユーザーはコミュニケーションの道具にお金を絡ませることの有害無益さを学んできた、と書いた。
いいねは、感想を書かなくても、お金を出さなくても押せる。気楽だから、1日に何度も押せた。そこに値段が付くと、押すたびに「これは1ドルぶんか」と考える手間が増える。あるユーザーの「月額980円からの X Premium に加入するとなんと!お金をあげられます!」という皮肉も、同じところを突いている。送る権利を、先に買う。この順番が引っかかる、という見方だ。
既存の有料ユーザーは、お金をもらいたい側がほとんどで、推し活で投げ銭するために加入する人がどれだけいるのか、という声もあった。無料で使ってきた人にとっては、押せるボタンが変わるだけで、増えるものはない。
ついでに言えば、X Moneyは預けたお金に年6%の利回りまで付ける。1ドルを送らずに口座へ置いておけば、1年で6セント(約9円)増える計算だ。
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