夜型は1.7倍、だけど論文の後半で消えた
フィンランドで5,679人を12年追った、障害年金の研究
写真はイメージ Photo by Jakub Żerdzicki on Unsplash
夜型は障害年金1.7倍。だけど喫煙と運動を計算に入れたら、差は消えた
夜型の人は、定年より前に障害年金を受け取る割合が高い。1.7倍だった。フィンランドの研究である。
「夜型は個性だ」と言ってきた人には、なかなか痛い数字だ。
調べたのは、フィンランド・オウル大学のタピオ・ライヒ氏ら。1966年に北フィンランドで生まれた人を追い続けている調査を使った。46歳でまだ働いていた男性2,597人と女性3,082人が対象だ。2012年に「朝は起きやすいか」「自分は朝型か夜型か」などを尋ねて分類し、2023年までの年金の記録と照らし合わせた。12年である。
夜型だったのは男性の約1割、女性は8人に1人。朝型は男女とも45%前後だった。この12年で、384人が初めて障害年金を受け取った。男性は朝型5%に対して夜型8.3%。女性は朝型7.2%に対して夜型12.1%。論文は2026年9月30日に、働く人の医学を扱う専門誌に載った。英語のニュースには「夜型は70%高い」という見出しが並んだ。
同じ論文の後半で、差は消える
研究者たちは、学歴や職種を計算に入れても1.7倍は変わらないと確かめた。そのうえで、自分で答えた健康の状態、BMI、喫煙、酒、運動の量も一緒に計算に入れた。すると差は縮み、男女どちらも「統計的に意味のある差」ではなくなった。
なぜ消えたのか。ライヒ氏は、夜型の人の健康状態が朝型より全体に良くないことを、いちばんありそうな理由として説明した。夜型の人は、最初の調査で睡眠の悩みを多く挙げ、運動は少なく、自分の健康の評価も低かった。
つまり、効いていたのは「夜型という体質」ではなく、夜型の人に多かった生活のほうだ、とも読める。著者たちも、夜型の人が早く引退する運命だという意味に受け取ってはいけない、と書いている。観察研究なので、原因と結果は証明できない。46歳のとき1回しか測っていないこと、フィンランドの医療と年金の仕組みが独特なことも、研究者自身が限界に挙げている。
ライヒ氏が勧めた対策は3つ。朝に屋外の光を浴びる、寝る前から照明を暗くする、夜遅くのスクリーンを減らす。どれも「夜型をやめろ」ではない。
うちのソース付けて食うわ
日本人は何も言えんやろ
――フランスから投稿した人が、日本人に
残ったのは、高い席ではなかった
Number_i札幌ドームの空席報道
何もない田舎の風景
それでも300人が見ている
――岩手・遠野、田んぼの神社の24時間配信
- 夜型人間は定年より前に障害年金を受給する傾向が強いとの研究結果
- Night owls may struggle to continue working until official retirement age
- People with evening chronotypes face higher risk of early disability retirement
- It's Not Just The Mornings: Night Owls Face a Hidden Cost at Work, Finnish Study Suggests
- Being a Night Owl Linked to Disability Pension Risk