常識で考えたら、
リスクは小さいよ
――処分場の隣に住む人が
写真はイメージ Photo by Tom Wheatley on Unsplash
世界初の核のごみ処分場、フィンランドが許可 でもまだ1本も埋められない
フィンランド政府が10月22日、原発の使用済み核燃料を地下に埋めてしまう施設「オンカロ」に、操業許可を出した。場所は南西部エウラヨキのオルキルオト。核のごみの最終処分場に国が操業許可を出すのは、世界で初めてだ。
分かっていること
許可の期限は2070年末まで。埋められるのは、オルキルオトとロビーサの原発から出た使用済み燃料で、最大6,500トン(ウラン換算)。地下約430メートル、19億年前にできた岩盤のトンネルに、銅の容器に入れて納める。容器は約3,300本、年に60本のペース。全部埋め終わるのは2120年代だという。工事が始まってから、もう22年たっている。
事業者ポシヴァ社のイルッカ・ポイコライネン社長は「偉大で歴史的な日だ」と話した。
ただし、まだ1本も埋められない
許可が出ても、明日から埋められるわけではない。試運転と検査が残っていて、規制当局のSTUKが確かめて認めるまで、本番の処分は始まらない。STUKは8月4日に「安全上の障害はない」と判断している。始動は早ければ来年初めとも伝えられるが、日付は決まっていない。
決着していない論争もある。銅の容器が10万年もつのか、という点だ。スウェーデン王立工科大学で腐食を研究するペテル・サカロス氏は、最初の1本は100年で、大半は1,000年で壊れると言ってきた。ポシヴァ側の見込みは「100万年に1本も壊れない」。桁が違う。スウェーデンの事業者の追試はこれを否定し、ポシヴァの幹部は「腐食ではなく、実験の組み方の問題だ」と反論した。
地元の人は、よく眠れている
では、隣に住む人は怖くないのか。公共放送Yleの取材に、地元の男性は「常識で考えれば、リスクは小さい」と話し、よく眠れていると答えた。反対の声が強かったのは、よその国の核のごみを運んでくる話のほうだった。
次の焦点は、STUKが試運転をいつ認めるかだ。そこが通らないと、世界初の「埋める」は始まらない。
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40年仕入れてるけど、
こんな値は初めて
――エドノフーズの江戸野誠一郎社長
うちのサイトも
止まるんですか
――止め方は、会社によって分かれた
- 初の核最終処分場の操業決定 北欧(共同通信)
- 【速報】核ごみ最終処分場に世界初の運転許可「住民の安全にも配慮」フィンランド政府(ANN)
- Finland grants licence for world's first nuclear waste repository(France 24)
- Finland Grants Operating Licence To World's First Deep Geologic Nuclear Repository(NucNet)
- The ominous underbelly of Finland's pioneering nuclear-waste repository(The Caravan)
- Eurajokelaiset nukkuvat yönsä rauhassa, vaikka ydinjätettä olisi peruskalliossa(Yle)
- The first stage of the Trial Run of Final Disposal at Posiva's facility was successfully completed(Posiva Oy 公式動画)