「取られちゃうよ」で動かす?
- 歯磨きを嫌がって、コーギーのこまちは飼い主のところへ全然来ませんでした。そこで飼い主がアヒルのぬいぐるみに力を貸してもらうと、こまちはあっという間に近づいてきました。飼い主は、同じ手を娘にも使ったことがあると、2026年10月4日の朝にXへ書いています。
- 「動いたんだから、それが正解」
- 「効くと知ってるから、使わない」
どっちの味方?最初の印象で選んでください。
あなたが味方した 取られちゃうよ派 の言い分
朝、子どもが靴を履かないときは、玄関で待ちません。お母さんが先に行くね、と言ってドアを開けます。それだけで、子どもは追いかけてきます。犬のときも同じです。歯ブラシを見せて逃げられたら、別のおもちゃで楽しそうに遊びます。犬がこちらを見た瞬間に、歯磨きを嫌がる話は終わりです。
私がこの手を覚えたのは、自分が同じやり方で動かされていたからです。子どものころ、残していたおかずを、母が兄の皿に移しました。私は慌てて取り返して、結局は食べました。あのとき母に説明された言葉は、ひとつも覚えていません。覚えているのは、取られそうになったおかずのことだけです。
正面から理由を話して、相手が納得するまで座って待っている人を、私はうらやましいとは思いません。待っているあいだに夕飯は遅くなり、寝る時間はずれて、怒らずにいるのが難しくなります。ずるい手だと言われても、笑って終わる夜のほうが、私はいいです。
あなたが味方した 正面から頼む派 の言い分
相手が嫌がっているとき、私はまず手を止めます。歯ブラシを置いて、どうして嫌なのかを考えて、今日は口の端だけ触って終わりにします。子どもにも同じです。やりたくないと言われたら理由を話して、それでも嫌なら明日に回します。予定が遅れるのは分かっています。それでも、だまして動かすことはしません。
私の父が、その手の名人でした。できない子は置いていくと言われて、私は走って追いかけました。走りながら、自分が情けなかったのを覚えています。動いたのだから成功だと、父は今でも思っています。けれど私は、動かされた日のことを、全部覚えています。
ずるい手が効くことは、私がいちばん知っています。効くからこそ、使いません。嫌がる相手を自分の都合で動かせる道具を持つと、言葉で頼むことをやめてしまいます。何年かたって、相手が頼んでも動かなくなったとき、困るのは自分です。
どちらにも呼ばれない立場 だしに使われる側
じゃあ他の人に頼むね、の他の人は私です。頼まれてもいないのに名前を出されて、気がついたら話は終わっています。何をしたのかと聞かれても、私は何もしていません。それで動かした側に数えられるのは、少し気まずいです。
理由を聞いた今、もう一度選ぶ
言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。
元ネタを読む →歯磨きを嫌がる犬を動かしたアヒルのぬいぐるみ 何をしたのかは、投稿に書かれていない