あなたはどっち 子育て

子どものスマホ、こっそり見る?

場面と、二人の言い分
  1. 15歳になるまでSNSを使えなくする法案が、ギリシャで動き出しました。親が「うちはいい」と言っても例外は認められず、罰が向くのは会社の側です。同じ国の読者投票では、「子どもの投稿をこっそり見ている。それは親の権利だ」と答えた人が28%いました。
  2. 「見てなかった親が、あとで後悔してる」
  3. 「見ないと決めた日から、話してくれる」

どっちの味方?最初の印象で選んでください。

こっそり見る派 の言い分

夜、子どもが風呂に入っている間に、充電器につないだままのスマホを手に取ります。開くのは、その日のやりとりの画面です。読み終えたら、元の画面に戻して、同じ場所に置いて居間へ戻ります。
こうするようになったのは、上の子のときに、何も知らないまま過ごした時期があるからです。学校から連絡をもらうまで、わたしは子どもが毎晩だれと話しているのかを知りませんでした。あとで本人に聞いて分かったのは、わたしが寝たあとの時間に、子どもがずっと起きていたということでした。親に黙っていられる場所をひとつ持った子は、そこで困っても、親には言いません。
見ないと決めた人の話を聞くと、立派だと思います。ただ、それは子どもを信じているというより、何かあったときに自分は知らなかったことにできる、という選び方に見えることがあります。わたしは嫌われてもいいです。嫌われ役をやらない親の分も、結局はだれかが引き受けることになります。

相手へ:見ないと決めた人は、何かあった日に、知らなかったと言うつもりですか。実際に出た声 「子どもの投稿をこっそり見ている。それは親の権利だ」

見ない派 の言い分

子どものスマホは、充電するときも本人の部屋に置かせています。わたしは、その画面をのぞきません。代わりに、台所で野菜を切っている時間に、その日にあったことをひとつだけ話してもらっています。
そう決めたのは、自分が中学生のときに、母に日記を読まれたからです。読まれたと分かった日から、わたしは母に本当のことを話すのをやめました。上手になったのは、嘘のつき方だけでした。親に隠す力がついた子は、親の手が届かない場所へ移るだけです。そうなると、困ったときに相談する相手の中から、親がいちばん先に外れます。
心配でないわけがありません。夜中に通知の音が鳴れば、わたしも天井を見ながら考えています。それでも、一度のぞいた親は、次の夜もまたのぞきます。見て安心する癖がついたら、子どもの話を終わりまで聞く時間は、もう要らなくなります。わたしは、その道に入らないと決めました。

相手へ:のぞいて安心したその夜、子どもには何と言ったのですか。

どちらにも相談されない立場 画面を見られる側

わたしの画面は、わたしが寝ている間に開かれているかもしれません。見る親も、見ないと言う親も、わたしには同じことを言います。心配しているからだ、と。心配の話は毎晩聞きますが、わたしの話を終わりまで聞いた人は、まだいません。

言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。

元ネタを読む →ギリシャが15歳未満のSNSを止める 年齢は渡さず「15歳以上か」の印だけ

ほかの設問を見る →