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ほしい物、3か月待てる?

場面と、二人の言い分
  1. 折りたたみスマホの新商品に予約が殺到し、今注文しても届くのは3か月後になりました。アップルの直販に出ている出荷予定日は、2027年1月22日です。先に出ていたサムスンのGalaxy Z Fold8は26万9880円からで、すでに手に入ります。値段の差は9万4920円です。
  2. 「妥協して買った物は、結局使いません」
  3. 「今日使える物が、いちばん強い」

どっちの味方?最初の印象で選んでください。

本命を待つ派 の言い分

予約が始まる時間に合わせて、その日は仕事を早めに切り上げて帰りました。画面を開いたら、出荷予定は3か月後と出ました。それでも私の指は止まりませんでした。届く日まで、今の古いスマホをそのまま使うだけです。
学生のころ、ほしかった物の値段を見て、似たような安いほうを買ったことがあります。気づけば本命がほしくなって、結局は二つ買う形になりました。先に払ったお金は、どこにも残っていません。あの日から私は、手に入るまで待つほうを選ぶようになりました。待っている間は、お金も減りません。
今すぐ買う人を見ていると、ほしかったのはその物ではなく、買うという行いだったのではないか、と思います。差額を惜しむ気持ちは分かります。でも、何年も使う物で、毎日何回も開く物です。開くたびに少し違うと感じるほうが、私にはよほど高い買い物です。

相手へ:今すぐ手に入る物で、本当に満足できましたか?実際に出た声 「10年近く先行してたのにボロ負けじゃん」

今すぐ買う派 の言い分

同じ折りたたみスマホでも、私は先に出ていたほうを買いました。店で開いて、重さを手で確かめて、その日に持ち帰りました。晩には台所で、大きい画面に料理の動画を映していました。ほしいと思った日に使い始められる。私にはそれがいちばんうれしいことです。
前に、気に入った椅子を注文して、届くまでずっと待たされたことがあります。待っている間に部屋の模様替えが終わってしまって、来たときにはもう置く場所が変わっていました。そのとき分かりました。私がほしかったのは椅子ではなく、その椅子に座っている自分の暮らしでした。暮らしのほうは、待ってくれません。
値段の差は9万4920円です。月のスマホ代が5000円の人なら、1年7か月分を先に払うことになります。そのうえで3か月待つ。私には、順番が逆に見えます。待てる人は、たぶん待つ時間そのものが楽しいのでしょう。私は、使っている時間にお金を払いたいだけです。

相手へ:届くまでの3か月、何を使って過ごすんですか?実際に出た声 「36万5千、キャリアなら40万か」

どちらにも呼ばれない立場 折りたたみスマホが要らない人

うちは家族そろって、折りたためないスマホで足りています。画面が大きいほうがいい日もありますが、そのために何十万も出す場面が、生活の中にありません。待つ話も、差額の話も、別の国の相談のように聞こえます。

言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。

元ネタを読む →iPhone Duoは3か月待ち サムスンは需要16%増を喜んでいる

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