人の画面、指でさす?
- 画面に指で触って操作できるMacBook Proが出ると報じられています。Appleは2010年から、ノートパソコンの画面を触る操作は腕が疲れると言ってきた側です。ネットでは、画面に汚れが付くのが嫌だという声も出ています。
- 「ここ、って指でさすのが早い」
- 「その指のあと、ずっと残る」
どっちの味方?最初の印象で選んでください。
あなたが味方した 指でさす派 の言い分
後輩のパソコンをのぞきこんで、「ここ」と言いながら画面に指をあてます。嫌がる人がいるのは知っています。それでも、口で場所を伝えるより早く終わるので、やめられません。
前の職場で、画面に絶対に触らない上司から仕事を教わりました。その人は「上のほう、右の、その下にある青いところ」としか言いません。わたしは違う場所を押して、やり直して、また違う場所を押しました。教わるだけで午前中がまるごと消えた日があって、あのとき思ったんです。指で一か所あててもらえれば、これは終わっていた、と。
画面を触られて息を止める人を見ると、気の毒になります。手で触るために作られた板を、毎日ポケットから出して、顔のあぶらごとほおにあてている人が、同じ手でパソコンの画面に触るのだけは許さない。その線引きに、理由はあるんでしょうか。わたしは、拭けば消えると思っています。拭けば消えるもののために、相手に伝わらないほうを選びたくありません。
あなたが味方した 触らせない派 の言い分
自分の画面にも、人の画面にも、指は近づけません。人に説明するときは、マウスのカーソルを説明したい場所まで動かして、小さく丸を描いて見せます。遠回りですが、画面には何も残りません。
学生のころ、デザインの勉強をしていた友人に、画面を指でさした瞬間に本気で怒られました。あのときは大げさだと思いました。でも、自分で稼いだお金で仕事用のパソコンを買ってから、意味が分かりました。朝、窓から光が入ると、画面の表面にゆうべの指のあとが全部見えるんです。拭いても、角度を変えると、拭いたあとのむらが残ります。画面は、自分の顔より長く見つめるものです。
本音を言えば、汚れそのものより、ためらいなく手が伸びることが怖いんです。人の持ち物なのに、持ち主の顔を見ないまま指が出ていく。指でさすほうが早いのは、わたしも分かっています。ただ、早いほうを選んだ人が、あとを拭かずに次の人へ渡していくところを、何度も見てきました。
どちらにも呼ばれない立場 共用の画面を拭く人
職場の共用パソコンを、朝いちばんに拭いているのはわたしです。指でさす人も、それを怒る人も、わたしの前ではそれぞれ自分の言い分を話します。どちらが正しいかより、だれが布を持つかで、この話は毎回決まっています。
理由を聞いた今、もう一度選ぶ
言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。
元ネタを読む →タッチ対応MacBook Pro、10月29日発表か 古参Macユーザーは渋い