同じ曲を何度も聴く?次へ行く?
- HANAの「Blue Jeans」の累積再生数が、4億回を超えました。オリコンが10月14日に発表した週間ストリーミングランキングで分かりました。配信から1年3か月たった直近の1週間でも、273.2万回聴かれています。
- 「飽きるまで聴くのが、好きってこと」
- 「聴き終わった瞬間、もう次が聴きたい」
どっちの味方?最初の印象で選んでください。
あなたが味方した ずっとリピート派 の言い分
朝、家を出てイヤホンを耳に押し込んだら、流すのは去年から変わらず同じ曲です。駅の階段、改札、乗り換えの通路。毎日、同じところで同じ音が鳴って、同じところで気持ちが持ち上がります。昼休みにも、帰りの電車でも、もう一度頭から流します。家族には、よく飽きないねと笑われますが、私には飽きるという感覚がよく分かりません。
子どものころ、家にあった音楽は数えるほどでした。父が車で流すものを、後ろの席でひたすら聴いていました。だから私にとって音楽は、数をそろえるものではなくて、深くなっていくものです。何度も聴くうちに、最初は気づかなかったベースの動きが聞こえてきます。歌っている人が息を吸う場所まで覚えます。歌詞の意味も、年を取ると違って届きます。
正直に言えば、次々と新しい曲へ移っていく人を見ると、もったいないと思っています。あの人たちは曲を聴いたのではなく、通り過ぎただけなのではないか。好きだと言うなら、擦り切れるまで付き合ってほしいです。私の好きな曲が長く聴かれているのは、同じことをしている人が、どこかにたくさんいるからだと思います。
あなたが味方した すぐ次の曲派 の言い分
通勤の電車で開くのは、いつも新着の一覧です。行きは知らない曲を流して、ぴんと来なければ途中で止めて、次へ送ります。駅に着くまでに、何曲も通り過ぎていきます。たまに当たりがあって、その日は夜まで繰り返します。それでも翌朝には、また新着の一覧を開いています。
高校のとき、同じ曲ばかり流していたら、友達に、まだそれ聴いてるのと笑われました。悔しかったというより、世の中にはこんなに曲があるのに、自分はずっと狭い部屋にいたのだと気づいたんです。それからは、知らない曲を一日に一つは通すと決めています。同じ曲を聴き直すより、知らない曲に出会うほうが、私は好きなんです。
言いにくいですが、同じ曲を何年も聴いている人を見ると、少し怖くなります。あの人は曲を聴いているのではなく、その曲を聴いていた頃の自分を聴いているのではないか。曲は毎日増えているのに、聴く側が止まってしまうのはもったいないです。長く聴かれている曲があると知ると、その分だけ誰かに届かなかった曲があるのだろうなと考えてしまいます。
どちらにも呼ばれない立場 流す曲を選べない立場
うちの店では、流す曲は本部が決めます。私はリピートも次の曲も選べません。それでも、同じ曲を一日に何度も聴いていると、お客さんが口の中で歌っている日が分かります。好きかどうかを聞かれないまま、いちばん多く聴いているのは私です。
理由を聞いた今、もう一度選ぶ
言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。
元ネタを読む →HANA「Blue Jeans」4億回再生 1年3か月たっても週273万回聴かれている