免除できる当番、それでもやる?
- アジア大会のバスケットボール男子決勝で、韓国が開催国の日本を破りました。金メダルを取った韓国のエースは、18か月の兵役が免除される立場になり、その手続きのためにNBAのキャンプを離れて帰国しました。韓国では、この兵役の特例そのものに批判が集まっています。
- 「免除は、使うために作られた」
- 「免除を使った人には、頼めない」
どっちの味方?最初の印象で選んでください。
あなたが味方した 免除は使う派 の言い分
回覧板が回ってきて、来年の班長の名前のところが空いていると、私はその日のうちに免除の届けを出します。うちは母の通院の付き添いがあって、条件に当てはまっていますから、迷いません。集会所に顔を出して、申し訳なさそうな声を作るようなことも、もうしません。
前は違いました。母は、夜に熱を出した日でも、断れずに当番の掃除に出ていったんです。倒れて救急車で運ばれたとき、同じ班の人たちは心配してくれましたが、当番の表はそのままでした。あのとき分かりました。無理をして引き受けても、だれも代わりに引き受けてはくれません。免除の決まりは、そういう家のために作られているはずです。
本音を言えば、条件に当たるのに引き受ける人を見ると、少し困ります。あの人がやっているのだからと言われて、届けを出したこちらが、人として欠けているように扱われるからです。使っていい決まりを使った人が、気まずくなる班にはしたくありません。
あなたが味方した 免除でもやる派 の言い分
私も、家に介護の事情があって、免除の条件には当たっています。それでも、当番の表からは自分の名前を外さないでもらっています。朝の掃除も、回覧板を次の家に持っていくのも、動ける日は自分でやります。
この町に引っ越してきた冬のことです。朝、玄関を開けたら、門の前の雪がもう掻いてありました。だれがやってくれたのか、いまだに分かりません。名前も知らない家の前の雪を、わざわざ掻いていく人がいるのだと知って、私はここで暮らしていけると思えました。免除の届けを出すのは、その人たちの輪から自分で降りることだと、私は考えています。
免除を使う人を、ずるいとは思いません。ただ、こちらが本当に動けなくなった日に、頭を下げて助けを頼めるかどうかは、それまでに自分が何をしてきたかで決まります。あの冬に雪を掻いてくれた人に、いつか恩を返したいんです。だれにも頼めない年寄りにだけは、なりたくありません。
どちらにも数えられない立場 条件の表に載らない事情の人
私の事情は、免除の条件の表には載っていません。夜勤明けに寝ているだけですから、だれも私を手一杯だとは思いません。免除を使う人も、免除されてもやる人も、どちらも私の名前を当番の表に書いていきます。
理由を聞いた今、もう一度選ぶ
言い分は、世間の声をもとに編集部が脚色したものです。実際の発言と出典は、元ネタの記事にあります。
元ネタを読む →アジア大会で日本を破った韓国のエース、NBAキャンプを離れて帰国?! 理由は兵役の手続き